よくある質問

矯正治療前のご質問
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矯正歯科治療はそもそもなにをするのでしょうか。
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相談をしてみたいのですが可能ですか
もちろん可能です。当院は初診時は無料相談のため費用はいただいておりません。ただしタイミングによってはお待たせしてしまうことがございますので、ご予約状況に関しては「初診相談のご案内」というお知らせ記事を読んでいただくか、もしくはお電話にてご確認いただきますようお願いいたします。なお、必要に応じて初診時にエックス線写真撮影などを行った場合は、3,300円をいただいておりますので予めご了承ください。また、他の医院で治療を進めている場合の相談もセカンドオピニオンとして3,300円かかりますのでご注意ください
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家族から歯並びが悪いと言われ、かかりつけからも矯正を勧められることがあります。 自分の歯並びには不都合を感じていませんが、治したほうがいいですか。
正直に申し上げると、いわゆる完璧な整った歯並びとかみ合わせを持つ人はごく稀です。多少のでこぼこがあったり、かみ合わせのずれがあっても日常生活において不都合を感じずに、そのままにしておく方が大半です。ただし、問題となっているでこぼこや、お口元の不調和の程度が大きい場合は、そのまま放置しておくと、子供の場合であれば顎の正常な成長や発育が阻害されたり、ずれていることで成長に伴って歯並びやかみ合わせがさらに増悪していくこともあります。固いものを食べにくくなり、飲み込み癖がついて胃腸に負担をかけることもあるといわれています。歯並びが虫歯の原因になっていたり、お口元を含めてコンプレックスになっている様な場合は、矯正治療をすることで得られるメリットを多く感じていただけるでしょう。あまり気になっていないけど勧められたから迷っているという段階でしたら、一度矯正相談を受けてみて、費用や治療期間をかけてでも、価値を見出せるかご自身で判断されるのが良いでしょう。
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歯並びが気になっているけれど、矯正治療にも失敗があると聞き、一歩が踏み出せません。 治療前に知っておきたいので矯正治療のデメリットをあえて教えてください。
矯正治療は歯並びを整えて、咬み合わせも改善することで、よりより生活の質を手に入れてもらうために行います。しかし、いいことばかりではなく、治療のデメリットもあることを理解しておく必要があります。特に代表的なものを列挙しますが、そのほかにも矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用についても必ずご覧になってください。・治療期間が長く、痛みを感じやすく、ストレスになる・基本的に保険適用外となり、費用が高額である・健康な歯を抜いたり、わずかに削ったりすることがある・歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病になることがある・歯の移動に伴い、歯の根っこが短くなったり、歯の神経が死んでしまうことがある
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矯正治療では歯を抜くこともあると聞きます。できれば抜かずに治したいです。 抜くにしても健康な歯を抜いても将来問題は起こらないのでしょうか。
基本的には非抜歯(抜歯をしない)治療を第一に考えます。しかし、患者さまの治したいことを治すためには抜歯せざるを得ないケースがあります。つまり、抜歯ありきで治療を考えるのではなく、患者さまの治したいことを達成するためにどうするかを考え、その手段として抜歯があるのです。当院ではこれまでの豊富な経験に基づいて患者さまのご希望をお聞きしたうえで、初診相談においても非抜歯での治療が可能か・抜歯せざるを得ないかどうかも含めてご提案可能です。当院では、検査診断まで進まないと抜歯か非抜歯かわからない、ということはありませんのでご興味ありましたら初診相談をご検討ください。
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矯正治療では歯を抜くこともあると聞きます。できれば抜かずに治したいです。 抜くにしても健康な歯を抜いても将来問題は起こらないのでしょうか。
基本的には非抜歯(抜歯をしない)治療を第一に考えます。しかし、患者さまの治したいことを治すためには抜歯せざるを得ないケースがあります。つまり、抜歯ありきで治療を考えるのではなく、患者さまの治したいことを達成するためにどうするかを考え、その手段として抜歯があるのです。当院ではこれまでの豊富な経験に基づいて患者さまのご希望をお聞きしたうえで、初診相談においても非抜歯での治療が可能か・抜歯せざるを得ないかどうかも含めてご提案可能です。当院では、検査診断まで進まないと抜歯か非抜歯かわからない、ということはありませんのでご興味ありましたら初診相談をご検討ください。
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矯正治療をどこで受けるか迷っています。選ぶ基準を教えてください。
歯科の中でも矯正歯科は非常に専門性の高い分野です。残念ながら歯科医師になれば誰でも矯正治療を行なっていいという状況になっていますが、しっかりとした治療技術や知識を身につけるには歯科医師になった後にも長期的な専門教育を受ける必要があります。そのため、費用が安いことや近所・かかりつけという理由だけで、矯正治療を始める医院を選ばない様に注意が必要です。日本矯正歯科学会の認定医資格を有していることは、治療技術や知識を身につけている一つの目安になるため、ホームページのドクター紹介をよくご覧いただき、専門教育を受けているか確認するのが良いでしょう。ただし、「〇〇勉強会(〇〇コース)に参加」などのようにたくさん記載されているのは、すごそうに見えますがあまり関係のない情報なのでご注意ください。また私が特に重要だと思っていることは、ホームページなどに治療事例を載せているかどうかです。医院に置いてファイリングしているのではなく、いつでも誰でも閲覧できるホームページに多くの治療事例が挙げられているのは一つの大きな判断材料になると考えます。もちろん全ての治療事例を載せられるわけではありませんが、治療技術を見てほしいと思った事例をピックアップして載せているのですから、そのドクターの治療水準がわかります。いくつかの医院と見比べても水準がわからないこともあるかもしれませんが、何度もよく見比べるとわかってくることもあると思います。そしてなにより、ご自身の歯並びと似たケースを、ご自身の想う理想的な歯並びに治しているケースがあれば安心ですよね。
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子供の矯正治療を考えているのですが早い方がいいとよく聞きます。 治療のタイミングについて教えてください。
矯正治療は8歳前後から第一期治療(子どもの歯並び治療)が始まることが多いです。しかし、おっしゃる通り4歳前後から始めることを勧めるドクターもいるようです。ただ、そのくらい小さい時期から始めようとしても装置の装着が困難な場合もあり、治療継続性に疑問が残ります。そのため、当院では8歳前後の生え変わりの様子を見て治療を開始します。受け口など場合によっては6歳ころから既製品のマウスピースを用いた簡易な治療を開始することもありますが、必ずやらなければいけないものではありません。昨今、その既製品のマウスピースを用いた矯正治療が多くの医院で取り入れられ、かかりつけ医で安価でやっているからという理由で治療を始めてしまう患者さまも増えてきておりますが、それを長期的にやってしまうことで逆に本格的な矯正治療の最適なタイミングを逃し、治すべきことが治されないままになってしまう可能性があるため注意が必要です。
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費用を教えてください。治療期間も長いと聞きますが、一般的な期間を教えてください。
矯正治療は、厚生労働省が定める特定の疾患よる不正咬合を除いて健康保険が適用できないため、全額自己負担となり治療費が高額になります。当院の治療費については、料金案内のページを参考にしてください。費用の安い高いだけで医院選びをしていただきたくないのでホームページ上では明示しておりませんが実際の費用は相談時にご提示いたします。次に、治療期間ですが、一般的には抜歯が必要な症例で2〜3年程度かかり、歯を抜かずに治す場合やもっと簡易な治療で治る場合は半年〜1年半で終了することもあります。
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部活でスポーツや楽器を吹いても矯正治療はできますか。
すでに吹奏楽器を演奏している場合は、矯正装置を入れた当初は一時的にこれまでのように吹けないようですが、数か月もすれば装置にも慣れて治療前のように吹けることが多いようです。これから楽器を演奏する場合は、問題なく取り組めることが多いようですが、逆に治療が終わって装置を外すとうまく吹けなくなることもあるようなので装置を外すタイミングは注意が必要かもしれません。スポーツをしていても治療は可能ですが、マルチブラケット装置の場合はお口の怪我につながる可能性があります。ただし、それが治療の進行に問題が出ることは基本的にはありません。マウスピース矯正装置であれば、歯を守ってくれることもあります。
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数年内に県外に転居の可能性がありますが治療は可能ですか。
進学や転勤などにより転居されて通院が難しくなる場合は、転院が必要になりますので当院ではあまりお勧めしておりません。治療を開始して転院が必要になった際は、転院先についてはご自身で見つけていただく必要がありお手数をおかけすることになること、当院で提示した治療費に追加で転院先でも治療費が発生することを考えておく必要があります。もちろん進捗に照らして過剰分の返金はありますが、それでも返金より大きな費用が転院先で発生するものだとお考え下さい。そのため、よほど急ぎではない限り転居先で治療することをお勧めいたします。また、転居まで2年〜2年半以上時間がおりのようでしたら治療は可能かもしれないので初診相談をご検討ください。あまりに時間がない場合は、上記の理由からご迷惑をおかけすることになってしまうので当院での治療をお断りさせていただく場合もございます。
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他県で治療中ですが金沢に転居予定なので、そちらで続きを診てもらうことは可能ですか
可能ですが、まずは現状把握のために初診相談を受けていただく必要がございます(3,300円かかります)。費用面でご不便をおかけしてしまうことになるため、通われている医院から進捗に応じた返金を受けておくとよいでしょう。場合によっては、現在ご使用している装置をすべて撤去して違う装置に替えさせていただくこともございます。これらは初めの相談時にお話しすることになるでしょう。
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矯正歯科治療でも医療費控除ができると聞いたことがありますが本当ですか
かみ合わせや歯並びを改善する矯正治療は、医療費控除の対象になります。子供の矯正治療および10代、成人の矯正治療も医療費控除の対象です。ただし、美容のみを目的とした部分矯正などの矯正歯科治療では医療費控除の対象にはなりません。実際の控除額などについては医療費控除の記事を参考にしてください。
矯正治療中のご質問
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治療が始まってから毎回の通院時になにをするのでしょうか。
歯の動きのチェック・むし歯のチェックを行い、歯のクリーニングをして、矯正装置の調整を行います。針金を変えたり、変えずに調整したり、その都度歯の動きを確認してから決めるのでやることは様々です。そのため「次回はこうします」とお伝えしていても、歯の動きによっては内容が変わることがあります。マウスピース矯正装置の場合は設計がすべてなので、設計通りに歯が動いているかのチェックを行います。マウスピースの作り直しを減らす目的で、使用中のクールの最終段階で調整を行うこともあります。
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痛みがひどく、つらいです。何かできることはありますか
矯正治療では、歯の移動に伴い歯が周囲の骨や歯肉を圧迫したり、装置が唇や頬に擦れて痛みがでることがあります。痛みの程度には個人差がありますが、数日内におさまることが多いです。長いと1週間ほど続くこともありますが、1週間ずっと装置装着したての痛みが続くわけではなく、徐々に軽減していきますのでそれまでの間は市販の痛み止めなどを飲んでいただいても構いません。装置装着したてのような強い痛みが1週間近く続くようであれば、早めにご連絡ください。食事については、お痛みがあるようでしたら柔らかい食物や細かく切ったものを食べてもらうとよいかと思います。ただ、歯の動く量によっては繊維性の野菜や肉を噛む際に痛みが強く生じ、噛みにくい・食べにくいという状態が続く場合もございます。いずれにしても徐々に慣れてくるので大きな心配はいりません。
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食べ物がよく挟まり、歯磨きができているか心配です。
特にワイヤーのマルチブラケット装置が入ると、歯磨きが難しくなります。当院でも装置装着してから歯磨き指導は行いますが、しっかり歯磨きができるようになるまでは鏡でよく確認して汚れが取れたかどうかをよく確認していただくとよいでしょう。毎回の通院時にクリーニングは行いますが、月に1度程度なので毎日の歯磨きがおろそかになっているとすぐにむし歯ができてしまいますから、キシリトールの併用など患者さまご自身でのケアの徹底が重要です。それでも残念ながらむし歯ができてしまった場合は、早期発見に努め患者さまにご説明し、かかりつけ医を受診するようご説明させていただいております。
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むし歯になったらどうすればいいですか。
かかりつけ医にて治療を行っていただきます。ワイヤーの撤去が必要な場合は、ワイヤー撤去に来ていただいたうえでむし歯治療を行っていただき、当日もしくは数日内に再度ご来院いただきワイヤーを装着し直します。マウスピース矯正装置の場合は、そのまま治療が可能であることが多いため問題なくむし歯治療を進めていただけます。
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矯正装置が取れました。
少し装置が動いているくらいで特に気にならないのですがどうすればいいですか。矯正装置は「治療が終わったら外す」ため絶妙な力で歯に接着されています。そのため少しの衝撃で外れてしまうことがございます。ワイヤーによるマルチブラケット装置の場合は、装置が外れた歯が置いてけぼりになるので次の予約まで2週間以上あるようでしたら、すぐに再接着を行いますのでお手数をおかけしますがお電話にてご連絡いただきお時間のご都合がつく日時にご来院ください。マウスピース矯正装置の場合は、ゴム掛け用のボタンが取れた場合は再接着が必要ですが、アタッチメントの脱離であれば緊急のご来院は不要です。なお、外れない人は治療開始から終了まで外れないのですが、特にマルチブラケット装置の場合は、一つでも装置が外れてしまう方はポロポロとほかにもいくつか外れてしまうことが多い印象です。
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他院で治療中で、2年半と聞いていたのに3年以上経ちます。そちらに転院は可能ですか。
矯正治療は歯を動かす治療のため、歯を動かしてみないと歯の移動の速度がわかりません。思ったより動きが遅い場合もございます。平均的に抜歯が必要な治療は2年半程度のことが多いのでそのような案内になったと予想します。歯の動きには個人差があるのはもちろんですが、顎間ゴムなど患者さまの治療に対するご協力度によっても治療期間が延長してしまうこともあります。もし今後さらに延びて4年近くになってしまうようであれば、予想より大きくずれ込んでいるため治療がうまく進んでいない可能性が高いでしょう。いずれにしても、すぐに転院をご検討をするのではなく、通われているドクターに進捗を伺ってみてください。どうしても転院がしたい場合は、現状把握のために当院では初診相談でご予約をいただく必要がございます。費用面については通われている医院から進捗に応じた返金をもらってください。
矯正治療後のご質問
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矯正治療が終わったと思ったのにまた違う装置を渡されました。やらなくてもいいですか。
矯正治療が終わると、今度は整った歯並びを維持するための「保定」が始まります。治療終了直後の歯は、周囲の骨や歯肉などの組織が緩んでいるため、歯そのものがかなり揺れている状態です。緩んでいる状態から周囲の骨や歯肉などの組織が固まるまで最低でも2年間は保定が必要になります。矯正装置撤去から1年間は食事と歯磨きの時以外の一日中使用していただき、2年目以降は安定しているようであれば夜だけの使用に減らせます。通院間隔は3〜4か月に1回(小児矯正が終わった後の保定は3〜12か月に1回)となります。保定に関しては何年すれば安定するという見解がでていないため、一般的には2年を区切りとしています。ただし、保定期間が長ければ長いほど安定しますので2年目以降もご希望があれば6〜12か月に1度程度のご来院で継続して保定観察を続けていただくことも可能です。
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保定装置を面倒くさがって使用しません。歯並びが戻ってしまうことはありますか。
結論から申し上げますと、戻り始めます。矯正治療が終わると、今度は整った歯並びを維持するための「保定」が始まります。治療終了直後の歯は、周囲の骨や歯肉などの組織が緩んでいるため、歯そのものがかなり揺れている状態です。緩んでいる状態から周囲の骨や歯肉などの組織が固まるまで最低でも2年間は保定が必要になります。保定装置を装着しないと、歯は治療前の状態に戻ろうと「後戻り」を始めますので、歯磨きと食事以外の一日中ご使用を徹底してください。どうしても付けられないようであれば固定式の保定装置への切り替えも可能ですが、固定式保定装置はデメリットもございますので一度ご希望を聞かせていただき、どのようにしていくかご相談が必要です。
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保定装置の使用を忘れることもあり、歯並びが戻ってしまった気がします。
装置の使用がおろそかになってしまった場合や、紛失・破損などによって若干の後戻りが生じてしまうことはあります。気になってしまうほど戻っているようであれば再治療が必要となりますが、費用が多少発生してしまうのは予めご了承ください(最大でも10〜20万円程度、後戻りの程度と患者さまのご要望による)。
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親知らずが残っています。パンパンに腫れるし痛いと聞き、抜きたくないです。
親知らずは横になって埋まっていることが多く、そのままにしておくと親知らずが前の歯を押して歯並びを崩す(特に下顎)原因になることがあります。保定期間中は装置を使用しているのでこのようなことはほとんどありませんが、保定期間終了後に、リスクが高くなります。そのため、保定期間中には抜歯を済ませておくことをお勧めしております。
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保定装置を使っていたのに歯並びが少しずれてきた気がします。どうすればいいですか。
気になるようであれば再治療が必要になります。ただし、加齢など様々な原因により多少なり歯並びは変化していくものと言われています。そのため、仮に再治療をしても100%その状態を維持できる保証はできません。そのため、保定装置は捨てずに2年以降も頻度は減らしつつも継続的に使用していただくことを推奨しています。
小児矯正のよくある質問
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こどもの矯正治療はいつから始めるのが良いのでしょうか
上下の前歯が4本ずつが永久歯に変わった頃(8歳前後)が理想的なタイミングです。前歯が乳歯の時に矯正治療を始めても生えかわりそのもので改善することもありますし、生えかわりで並びがまた変化してしまったりすることもあるので、未就学の時点で始めることは極めて稀です(受け口などでどうしてもという希望があった場合のみ)。未就学児で使用できる装置も既製品のマウスピースしかありませんので、簡易とはいえ上下一体型の大きいものになりますからそれなりな苦痛を伴います。そのため、始めようとしたはいいけど装置を使用できないということもあります。矯正治療は急ぐ必要は全くなく、小学校入学してからで十分間に合います。
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こどもの矯正治療はいつまでですか
こどもの矯正治療はいつから始めるのが良いのでしょうか上下の前歯が4本ずつが永久歯に変わった頃(8歳前後)が理想的なタイミングです。前歯が乳歯の時に矯正治療を始めても生えかわりそのもので改善することもありますし、生えかわりで並びがまた変化してしまったりすることもあるので、未就学の時点で始めることは極めて稀です(受け口などでどうしてもという希望があった場合のみ)。未就学児で使用できる装置も既製品のマウスピースしかありませんので、簡易とはいえ上下一体型の大きいものになりますからそれなりな苦痛を伴います。そのため、始めようとしたはいいけど装置を使用できないということもあります。矯正治療は急ぐ必要は全くなく、小学校入学してからで十分間に合います。・こどもの矯正治療はいつまでですか
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こどもの矯正治療をやれば大人になってからの治療しなくても済みますか
残念ながらお約束はできません。小児矯正では、歯と顎のバランスを整えてできるだけ叢生(でこぼこ)にならないように生えかわりを誘導することですが、歯の大きさと顎の大きさのバランスが大きくずれている場合や、下顎骨の成長が弱い、お口の閉じにくさがある場合などは、生えかわりで叢生が再発したり、成長しても横顔やお口の閉じにくさが治らないことがありますので、それらを改善しようする場合はどうしても永久歯列期での治療(第二期治療)が必要になります。
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こどもの矯正治療をやれば二期治療を始めることになっても歯を抜かずに並べられますか
100%歯を抜かずに並べられるとは言えません。歯の大きさと顎の大きさのバランスが大きくずれている場合や、下顎骨の成長が弱い、お口の閉じにくさがある場合などは、患者さまの治したいことを達成するために永久歯列期の治療(第二期治療)では抜歯がどうしても必要な場合がございます。ただし覚えておいていただきたいのは、抜歯ありきではなくあくまで患者さまの治したいことを達成するための手段の一つとして抜歯という選択肢があるだけです。
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こどもの矯正治療後に、もう一度治療が必要になる場合は費用がとても高くなりますか
第一期治療を行った後に永久歯列期の治療(第二期治療)を行う場合は、費用の差引があります。ざっくりとした例を挙げると、小児矯正で50万円程度かかった場合、永久歯列期での治療(第二期治療)では50万円程度です。つまり永久歯列期から矯正治療を始めた場合とほぼ変わりませんので、一期治療をするから損をする、ということは決してありませんのでご安心ください。
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こどもの矯正治療は小学校低学年ではなく、高学年から始めた方が短期間で済みませんか
小学校高学年になると乳歯の生えかわりの進行が進んでしまっており、第一期治療としてできることが限られしてまうためお勧めできません。小学校低学年の時期は乳歯の根っこもしっかりしており、乳歯を動かすと下に控えている永久歯も一緒に動いてくれることが多いですが、小学校高学年になり生えかわりが進み乳歯の根っこが短い状態だと、いくら乳歯を動かしても永久歯が動く量が少なくなってしまい、あまり意味がない治療となってしまうのです。そのため、小学校低学年からじっくりと動かすのが良いと私は考えています。小児矯正の治療期間も短ければいいというわけではないというのは覚えておいていただきたいところです。
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こどもの矯正治療を行わないと、どうなりますか
小児矯正をしないからといって、手遅れになったり第二期治療ができなくなるわけではありません。中高生や成人になってからでも矯正治療は可能です。ただし、生えかわりの誘導をはじめとする第一期治療の利点がなくなるため、歯を抜いた治療が必要になる可能性が上がってしまいます。そのため、小児矯正を少しでもお考えのようでしたらまずは矯正相談を受けていただき前向きにご検討いただくのが良いでしょう。
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他の歯科医院では「生え変わるまで待ちましょう」と言われたのですが心配です
ドクターの考え方によって、「生えかわりまで様子を見る」「今すぐに治療を開始する」という判断が異なります。どうして待っても良いのか納得できる説明があれば良いのですが、もし説明がないようであれば、いくつか他にも医院を回って、納得できる説明をしてくれる医院に通われるのが良いでしょう。ただし、受け口の方で骨格的要因が強い(家族親族にも受け口の方がいる)場合は、生えかわりが終わるまで、さらに言えば成長が終わるまで経過観察することもあります。
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他の歯科医院では「とりあえずマウスピースを使って始めましょう」と言われ心配です
ドクターの考え方によって、「生えかわりまで様子を見る」「今すぐに治療を開始する」という判断が異なります。どうして待っても良いのか納得できる説明があれば良いのですが、もし説明がないようであれば、いくつか他にも医院を回って、納得できる説明をしてくれる医院に通われるのが良いでしょう。ただし、受け口の方で骨格的要因が強い(家族親族にも受け口の方がいる)場合は、生えかわりが終わるまで、さらに言えば成長が終わるまで経過観察することもあります。
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下の前歯が生え変わってきたのですが、すでにガタガタで心配です
親御さまの心配な気持ちはお察ししますが、急ぐ必要はありません。自然に少しずつ改善していくこともありますし、もし改善しなくても一期治療をすれば治ります。当院の治療事例をぜひご覧ください。焦ってしまい、簡易な既製品のマウスピース矯正をはじめてしまうことだけは避けましょう。大事な一期治療のタイミングを逃すことになるかもしれません。
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受け口でかかりつけ医には早く矯正治療を始めてくださいと言われましたが、なぜですか。
受け口(下顎前突・反対咬合)は、骨格的になっていることもありますが、口呼吸などの悪習癖でなっていることも多くあります。家族親族にも受け口の方がいる場合は骨格的要因が強いと判断されますが、悪習癖が原因の場合はその癖を直した上で矯正治療をすることで他の不正咬合と同じような治療結果が得られます。ただし、骨格的要因が強い場合は一期治療を行っても身体の成長に伴い受け口が再発する可能性が高く、場合によっては外科的矯正治療の適用になります(当院は保険で外科的矯正治療ができる施設登録をしていないので転院が必要になります)。とはいうものの、いずれにしても一期治療で前歯の噛み合わせを改善しておく方が良いので、できるだけ早いタイミングで相談に来ていただき、一期治療は必ずしたほうがよいでしょう。
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子供のうちから矯正治療をしても結局後戻りするのではないですか。
おっしゃる通り、後戻りすることもあります。しかしそれよりも、二期治療のタイミングでの治療をするしないの選択肢などを増やせることの方がメリットが大きいので、一期治療は前向きに検討していただきたいと思っています。
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子供のうちからの矯正治療に抵抗があります。子供が大きくなってからではダメですか
ダメということはありませんが、上述したように小児矯正のメリットが明確に存在しますので、私は第一期治療はした方が良いという立場です。ただし、子さまがどうしても治療に前向きではない場合(治療に取り組めそうにない場合)は、メリットが活かせないこともあるのでご家族でよく相談してもらった方が良いでしょう。
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自然に治ることはないのでしょうか
乳歯列期から永久歯に生え変わる、前歯が生え変わるタイミングで歯と歯の隙間の状態によっては自然に治ることもありますが、上下顎の前歯4本が生え揃った段階ででこぼこがある場合は、残念ながら自然に治る見込みは低いでしょう。特に上顎においては生える場所がなさすぎて側切歯(前から2番目の歯)が全く出て来れないこともありますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
マウスピース矯正(インビザライン)でよくある質問
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本当にマウスピースで歯が動くの?ワイヤーのほうがいいと聞くけど?
マウスピース矯正装置でもしっかり歯は動きます。
ワイヤー矯正よりも弱い力で歯を動かすため、むしろ骨に優しい力で動かすことが可能となり、痛みも少ないです。確かにワイヤー矯正のほうが向いているケースもございますが、逆にマウスピース矯正のほうが向いているケースもございます -
マウスピースを装着しただけでどうして歯並びがよくなるの?
1枚のマウスピースだけを使い続けるのではなく、少しずつ歯並びがよくなっていくマウスピースを順次交換していくことで歯並びを整えていきます。
マウスピース矯正(インビザライン)では、治療開始前に目標とする歯並びをシミュレーションで作成します。シミュレーション上で1枚当たり0.25mmずつ「目標とする歯並び」に近づくように設計し、その過程のマウスピースを何枚も作り出します。つまり、作られたマウスピースは「現状の歯並び」から「0.25mmだけ目標とする歯並びに近づいた」形をしています。そのため、新しいマウスピースは現状の歯並びと違うので、簡単にってしまうと完全にフィットするマウスピースではないので痛みが生じます。マウスピースを順次交換することでこの現象を繰り返し、歯並びを整えていきます。 -
マウスピース矯正(インビザライン)は痛いですか?
痛みの感覚は個人差があり一概に言えませんが、やはり多少の痛みはあります。治療開始の際の、歯を動かし始めはどうしても強い痛みを感じるかもしれませんが、それはどの装置でも同じです。マウスピース矯正(インビザライン)では、新しいマウスピースに交換した2〜3日間は歯の痛みを伴うかもしれませんが、1枚あたりの歯の移動量が同じなので、一度慣れるとそこまでの痛みを感じないといわれており、ワイヤー矯正よりも痛みは少ないといわれています。歯の動く痛み以外では、ワイヤー矯正と違い、ワイヤーが刺さったり装置が粘膜や舌に擦れるなどの不快感・痛みもありません。
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マウスピース矯正(インビザライン)は本当に目立たないのでしょうか?
目立ちにくい装置ではありますが、アタッチメントを設置するので全く目立たないわけではありません。目立ちにくい装置ではありますがただマウスピースをつけ外しするのではなく、歯の表面にアタッチメントを設置したり、顎間ゴムを併用するため全く目立たないわけではありませんのでご注意ください。ただし、大事な写真撮影などがある際は、マウスピースや顎間ゴムは外して撮影に臨んでも問題ありません。
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マウスピース矯正(インビザライン)をしていると話しにくいですか?
最初は少し話しづらさを感じるかもしれませんが、慣れれば問題なくなります。マウスピース矯正(インビザライン)を始めた直後は、サ行などで舌がもつれて発音しづらく感じることがあります。ただ一時的であり徐々に慣れてくるので問題となることはありませんが、外したいと思われるような重要な場面では患者さまご自身の判断で外しても構いません。
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マウスピース矯正(インビザライン)をつけたまま飲食できますか
お水のみマウスピースを装着したまま飲んで構いません。食事の際は必ず外してください。お茶なども装着したまま飲んでも良いのですが、マウスピースが黄色く着色してしまうので外した方が無難といえます。ただし清涼飲料水やジュースを装着したまま飲むと虫歯になるため厳禁です。夏場の運動でやむを得ない場合は必ず飲んだ後にうがいを十分に行ってください。冬場の熱い飲み物も装置の変形を招く可能性があるので十分にご注意ください。なお、食事の際は装置の破損につながりますから必ず外してください。
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銀歯や白い被せ物・詰め物や差し歯があってもインビザラインはできますか?
できます。それらの処置がされている歯でも問題なく歯は動きます。ただしアタッチメントや顎間ゴムを引っかけるボタンをその歯に設置しても外れやすいことがあるので、少し表面を粗造にする処理を行わせてもらう可能性があります。そのため治療後にそれらの作り直しが必要になる場合があります。
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むし歯や歯周病があってもマウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
基本的にまずは矯正治療を行う前に、むし歯や歯周病の治療を終えていただきます。矯正治療では口腔内の清掃性が低下します。そのため、むし歯や歯周病がある場合には悪化してしまうためまずは矯正治療に先立ってそれらの治療を受けていただきます。矯正治療を思い立ったら、まずはかかりつけ医やお近くの歯科医院を受診することをお勧めします。
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歯ぎしりをしているのですが、マウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
基本的には問題ありませんが、思わぬ歯の動きが生じる可能性もあります。基本的には大きな問題になることはありませんが、奥歯のかみ合わせが少しずれてくる力が働いてしまうため治療中思わぬ歯の動きの要因となってしまうことがあります。よほどのことがない限り修正できる範囲のずれであることが多いのですが、その修正のために治療期間が少し長くなるかも、という認識は必要かもしれません。
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金属アレルギーみたいなのですが、マウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
問題なくできます。
治療に必要なものは金属以外の材質で代替が効くので全く問題ありません。 -
管楽器を演奏しているのですが、マウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
慣れれば問題ないようです。すでに吹奏楽器を演奏している場合は、装置を入れた直後は一時的に吹きにくさを感じるようですが、数か月もすれば装置にも慣れて治療前のように吹けることが多いようです。これから楽器を演奏する場合は、吹くことにも慣れていないので問題なく取り組めることが多いようですが、逆に治療が終わって装置を外すと違和感を覚えて一時的にうまく吹けなくなることもあるようなので、装置を外すタイミングは注意が必要かもしれません
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スポーツをしているのですが、マウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
問題なくできます。スポーツをしていても治療は可能です。逆に、接触の激しいスポーツではマウスピースが歯を守ってくれることもあります
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旅行に行くので旅行中はマウスピースを外してもいいですか?
基本的には装着をおすすめしますが、患者さまのご判断にお任せします。マウスピースは通常通りしようしていただくことをお勧めします。ただ、せっかくの旅行も楽しみたいというお気持ちはわかります。もし日中の使用が難しいようでしたら、旅行中は夜の装着は徹底して守っていただいたうえで、そのマウスピースの使用日数はカウントしないでください。旅行が終わってから、夜に使用していたマウスピースを引き続き通常通り20時間以上使用していただき、使用日数のカウントを再開してください。
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近く留学の予定があります。マウスピース矯正(インビザライン)はできますか?
可能ではありますが、治療経過に少し不安が残りますね。留学だけではなく、転勤や転居で遠方に行かれた場合でもマウスピース矯正(インビザライン)であれば、患者さまがご希望であれば継続して治療が可能です。定期的な通院は必要になりますが、遠隔モニタリングシステムを利用すれば6か月〜12か月に1度の通院に減らすことができます(機材購入に別途費用が発生します)。ただし、通院が難しい場合は治療の中断や転院が必要になるので、治療開始のタイミングには十分にご注意ください。
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簡単な部分矯正しかできないのでしょうか?
当院の採用するマウスピース矯正(インビザライン)は抜歯が必要な本格的な矯正治療も可能です。世界でも実績の豊富なマウスピース矯正(インビザライン)を採用しており、日本矯正歯科学会認定医かつダイヤモンドステータスの知見と経験から治療を行います。場合によっては、上述のセクショナルアーチなどの補正を行いながらの治療になることもありますが、他院で断られたケースでもマウスピース矯正で対応可能です。
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マウスピース矯正は治療期間が長いと聞いたけど?
そんなことはありません。マウスピース矯正(インビザライン)は治療開始前に「治療終了後の歯並びになるまでの歯の動きをシミュレーションする」ので、無駄な歯の動きを排除して最短距離で歯を動かすことが可能です。そのため、ワイヤー矯正と比較しても治療期間が長くなるということはありません。ただしマウスピース矯正にとって苦手な動きを必要とするケースで患者さまがマウスピース矯正を希望される場合はワイヤー矯正よりも治療期間が長くなってしまうこともあるかもしれません。
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親知らずは抜歯しないとダメですか?
ケースによリます。マウスピース矯正(インビザライン)に限らず、矯正をするから親知らずの抜歯が必要というわけではありません。あくまでも患者さまの主訴を改善するための歯の移動を考えたときに親知らずが移動の妨げになる場合は、治療に際して抜歯が必要です。ただし、治療後に親知らずが残っていると後戻りの原因になることもあるので、保定期間中には親知らずの抜歯が必要になることが多いです。
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こどものマウスピース矯正を検討しています。
永久歯列期の治療もできる歯科医院でやることが大切です。小児矯正はマウスピース矯正に限らず非常に難しい治療です。何をどこまで治すか、を理解していないとその場限りの治療になってしまいかねません。近年、安易にマウスピース矯正が提供されている現状があり、それを懸念して日本矯正歯科学会でも「マウスピース矯正に関するステートメント」を発表しています。永久歯列期での治療もトータルで考えた治療が大切です。安易にかかりつけ医や矯正治療の知識が浅い医院でこどものマウスピース矯正を行う場合のリスクは、大切な一期治療(こどもの矯正治療)のタイミングを逸してしまう可能性があることや、永久歯列期になって矯正専門医院に転院が必要になる可能性があることです。その場合、高額な一期治療を受けたにも関わらず、矯正専門医院で永久歯列期の治療費が全額かかってしまうことになります。(例:一般医院で30万円の小児矯正ー永久歯列期で転院が必要になり、専門医院で100万円の治療費が追加でかかってしまった=計130万円((例:矯正専門医院で50万円の小児矯正ー専門医院なので同じ医院で50万円で永久歯列期の治療も行えた=計100万円)
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他医院ではワイヤー矯正を勧められたけどマウスピース矯正でやりたいです。可能ですか
当院では他院で断られたケースでも患者さまのご希望に合わせて治療が可能です。実際、他院で「ワイヤー矯正しかできない・マウスピース矯正ではできない・無理だ」と言われたケースでも当院でマウスピース矯正で治療を行い、治療結果に満足していただいているケースが多くあります。経験が豊富な上位ステータスである“ダイヤモンド”プロバイダーのステータスを有している院長が責任を持って治療計画を立案します。また、歯科矯正用アンカースクリューを併用した難易度の高いケースでも対応可能です。マウスピース矯正(インビザライン)をお考えの方は是非当院に相談にいらしてください。
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私(私の子供)でもマウスピース矯正できますか?
骨格的な受け口など適さない症例はありますが、マウスピース矯正ができるかどうかはその方の状態を見てみないとわかりません。マウスピース矯正(インビザライン)はほとんどの不正咬合に適応可能ですが、骨格的な音大がある場合など一部適さない症例があります。また、明らかにワイヤー矯正の方が適している場合は、(マウスピースでもできるけど)ワイヤー矯正をお勧めさせていただくことになります。小児矯正においては、20時間という使用時間が守れるかどうかがポイントになります。
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治療期間が長くなってもいいので夜だけつけて治療できませんか。
短時間の装着を前提としての治療はおすすめしません。マウスピース矯正(インビザライン)は、マウスピースを装着しているときに歯を動かす力が働きますが、マウスピースを外すと歯は元の位置に戻ろうとします。つまり装着時間よりも外している時間が長い場合は、歯がシミュレート通りに動かない可能性が高く、歯に無駄な動きを繰り返させることになり、歯へのダメージが懸念されます。短時間の装着しかできないのであればワイヤー矯正を検討しましょう。
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マウスピースをつけていられるか不安なのですが、大丈夫でしょうか。
ご自身で面倒くさがりな性格だと思う場合は他の矯正装置を検討された方が良いでしょう。マウスピース矯正(インビザライン)は取り外しができることは大きなメリットである反面、面倒というデメリットでもあります。短期間であればなんとかがんばることもできるかもしれませんが、2年前後の治療期間となった場合にがんばれるかイメージしてみてください。私の感覚では、「ワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正をやりたい」とお考えの患者さまははじめは心配されていても皆さまがんばって継続されていますよ。