ビフォーアフターで見る治療の成果

他院で4本抜歯と説明を受けたけど抜きたくないという希望を叶えたケース

  • 主訴

    他院で上下左右4本抜歯して治す必要があると説明を受けたけど抜かないでどうにかならないか
  • 症状

    上顎前突・開咬
  • その他の問題点

    下顎後退症
  • 年齢・性別

    12歳・男子
  • 使用装置

    マルチブラケット装置(表側)
  • 抜歯 or 非抜歯

    非抜歯
  • 治療期間

    1年
  • 費用

    約800,000円(当時)
  • リスク

    歯の根っこが短くなる可能性がある、舌癖による後戻りの可能性がある、神経が壊死する可能性がある

※ 現在の費用と異なる可能性があります。
※ 患者さまに同意をいただいた資料の中から写真を掲載しております。症例によって掲載写真枚数が違うことがあります。

※矯正治療の一般的リスクや副作用についても必ずご一読ください。

院長からのコメント

上顎はいわゆる出っ歯とすきっ歯の空隙歯列でした(上顎中央の2本の前歯(中切歯)同士の間の隙間を正中離開といいます)。また、かみ合わせも大きくズレていました。この噛み合わせのズレを直すには、①抜歯をしてできた隙間を利用して上下の歯を動かして噛み合わせ整える、②上顎の歯並びを後方へ押し込む(遠心移動させる)のどちらかになります。どちらが実現可能かは検査結果をよく分析し、非抜歯(歯を抜かない)の②の方法で治せるのか、もしくは①のように止むを得ず抜歯が必要になるのか、を判断します。 今回の事例では他院で抜歯をする必要があると言われたようですが、当院では②の治療(非抜歯)でも患者様の治したい出っ歯は治せると判断しました。横顔の不調和(お口を閉じた時の顎先のしわ)に関しては、その原因が骨格的要因に大きく影響を受けていることから抜歯しても横顔の改善は弱いと予想されたため、抜歯による側貌の変化より非抜歯で治療完了することの方が患者様の満足度が高いと判断しました(ちなみに上顎の歯並びを後ろに押し込むので上顎の前歯が引っ込みますから横顔もある程度は改善します)。 ただしこの②の治療計画では顎間ゴムと呼ばれるご自身で着脱する輪ゴムを指導内容通りに使用してもらう必要があり、患者様ご本人と管理をする親御様の協力が得られないと治せません。

抜歯を伴う矯正治療について

矯正治療を行ううえで、分析および診断結果から治療に際し、抜歯を必要とする場合があります。抜歯を伴う矯正治療のメリット・デメリットについて十分に説明し、患者さまにご納得いただいたうえで抜歯の方針を採用します。
抜歯をしての矯正治療をお悩みの方は下記をご参照ください。

歯列矯正における抜歯の必要性について
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