欠損歯があるなかで遠心移動と抜歯をあわせて叢生を改善した事例

• 主訴

  八重歯

• 症状

  叢生

• その他の問題点

  過去に他院で叢生を理由に左上の小臼歯を抜歯済み、右側臼歯部鋏状咬合

• 年齢・性別

  22歳・女性

• 使用装置

  マルチブラケット装置（表側）

• 抜歯 or 非抜歯

  抜歯

• 抜歯コメント

  右上第一小臼歯、左下第一小臼歯。左上はかみ合わせのずれもあったので遠心移動を行いました。

• 治療期間

  ２年１か月

• 費用

  約880,000円（当時）

• リスク

  歯の根っこが短くなる可能性がある、神経が壊死する可能性がある、歯を削る可能性がある

院長からのコメント

上下顎前歯に叢生を認め、右側臼歯部は鋏状咬合を呈していました。以前、一般歯科医にて叢生を理由に左上の小臼歯を抜歯済みであり、かみ合わせのずれが大きいままになっていました。患者さまに使用装置の希望がなかったのでマルチブラケット装置（表側）を採用し、左上はかみ合わせのずれが非常に大きかったのですが、顎間ゴムをしっかり20時間以上使用してもらいながら遠心移動を行ってかみ合わせのずれの改善を図りました。叢生の程度が強く、右上と左下の抜歯スペースは叢生の改善に利用するだけとなり、前歯の後退は物理的に困難ではあったものの、非常に良好な結果を得ることができました。