マウスピース矯正で歯の表面につける突起物について
こんにちは、院長の眞舘です。
マウスピース矯正では、マウスピースをつけ外しするだけと思っていませんか。
実は、歯の表面にアタッチメントと呼ばれる突起物を付けます(当院で採用しているマウスピース矯正のシステムの場合の呼称)。
今回はそのことについてお話します。
この記事を読むことで「マウスピース矯正に欠かせないアタッチメントについて」わかります。(所要時間約3分)。
マウスピース矯正に欠かせないアタッチメント
マウスピース矯正では、歯の表面にアタッチメントと呼ばれる突起物をつけます。これは、歯を動かしたい方向へ効率的に動かすことを目的としたり、マウスピースが浮いてパカパカ外れないようにするためでもあります。
ちなみにアタッチメントは、むし歯を削った後に詰めるレジンと同じものですから、歯と同じ色のためほとんど目立ちません。しかし、よく見ると何かついているのがわかりますから、マウスピース矯正といっても全く目立たない矯正治療法というわけではありません。
マウスピース矯正中にアタッチメントが外れる!
でも、このアタッチメントが外れてしまうことがあります。
その原因は、
- ① 歯の表面につけてあるだけなので、何度もマウスピースを着脱しているうちに摩擦で外れる。
- ② マウスピースの取り外し方が雑(左右どちらか一方に力がかかりすぎるような外し方をしている)で外れる。
- ③ かみ合わせが深かったり、歯を移動させているうちにアタッチメントが歯とぶつかってしまうことで外れる。
- ④ むし歯を削って詰める際に使用するレジン(樹脂)と同じなのでアタッチメント周りに汚れがたまり、レジンが劣化することで外れる。
- ⑤ 硬い食べ物を噛んだ衝撃で外れる。
- ⑥ アタッチメントを付ける歯が銀歯だったりセラミックだとそもそもくっつきづらいので外れやすい。
が挙げられます。
②④⑤はご自身で予防できるものですから覚えておいてくださいね。 ちなみにアタッチメントが外れても、次回の予約日に付けなおせば特に問題とならないことも多いので、必ずしもすぐにつけなおす必要はありませんが外れてしまうと気になりますよね。
抜歯を伴うマウスピース矯正治療している患者さまで、抜いた歯の両隣の歯のアタッチメントが外れた場合は早めに受診した方が良いでしょう
当院は、日本矯正歯科学会認定医である院長と副院長が治療にあたります。マウスピース矯正ではスタッフが対応することもありますが、すべて写真や定期的なスキャンにより進捗を確認しておりますので安心して治療を受けていただくことが可能です。金沢、ひいては石川県だけではなく北陸三県からも当院へ通院いただいている方も多くいらっしゃいます。
もちろん当院は山側環状線からアクセス便利ですから小松市・白山市・野々市市・津幡・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。