矯正治療中は控えてほしい食べ物
こんにちは、金沢けんろく矯正歯科の院長まだちです。
矯正治療中の皆さん、いつもがんばって歯磨きして、しっかり装置を使ってくれてありがとうございます。
さて、今日はブラケットと呼ばれる歯の表面に接着材でつけるボタンの装置をつけて治療をしている患者さまへのお話です。
治療開始時に「食事の注意点」について担当ドクターから話を聞いたとは思いますが改めて。
この記事を読むことで「矯正治療中の食事の注意点」がわかります。(所要時間約3分)。
目次
楽しみは我慢するほど喜びが増す?!
ブラケット使用中に控えたい食べ物
唇側(表側)矯正や舌側(裏側)矯正では、歯を並べるためにブラケットと呼ばれるボタン様の装置を歯にくっつけます。
このボタンは、治療終了時には外すことを前提につけられますから、「治療中は外れにくくでも治療後は外しやすい絶妙な力」でくっつく接着材でくっついけています。ですから、このブラケットに力が加わるような食べ物はNGとなります。
少し硬くて粘着性のあるもの
ガム、キャラメル、ハイ〇ュウ、〇ッチョ、スニッ〇ーズなど。これらを勢いよく噛むと装置がはずれてしまうかもしれませんし、粘着性があるので装置にくっついてしまうかもしれません。装置にくっつくと取りづらいだけではなく、取れないまま放置するとむし歯の原因になってしまいます。
ちなみに私はキシリトール100%のガムなら食べてOKとしています(絡まらないように注意してね)。
硬いもの!
これは言わずもがなですが、リンゴの丸かじりやせんべい、フランスパンなどの硬いものはかじりつくときに装置が当たる可能性大です。もちろんそんなときはポロっと装置が外れてしまうでしょう。食べてNGなわけではなく、小さく切ったり割ったりして食べれば問題にはなりませんので、食べ方に配慮していただければと思います。
食べた後は歯磨きをしっかりしたほうがいいもの
矯正治療中は食べ物を食べた後はしっかり歯磨きする必要はあるのは言うまでもありませんが、装置のはずれには関係ないけどこれを食べた後に歯磨きをちゃんとしたほうがいいよ、というもののご紹介。
それは「麺類」と「繊維質なもの」です。
麺類は噛んでいるうちに知らず知らずのうちに装置の間に挟まります。違和感が少ないのか気づかずにそのまま放置されていることが多いです。また、ホウレン草などの繊維質なものも要注意。装置に絡まって取れにくいのは皆さん体感されているのではないでしょうか。これらは、食後の歯磨きの際は最後に絡まっていないか鏡でよく確認する必要があるでしょう。手間ですけどがんばりましょうね。
飲み物だって要注意
食べ物だけではなく、飲み物でも注意する必要があります。飲み物に関しては、ブラケットの矯正だけではなくマウスピース型矯正でも同様に注意する必要があります。
避けるべき飲料はスポーツドリンクやコー〇などの炭酸飲料です。これらに関しては矯正治療中でなくてもむし歯の原因になるため避けた方がいいものですから、今更ではあるかもしれませんが念のため。スポーツドリンクやコー○などの炭酸飲料を飲んだ後は口の中がねばつく感覚になると思います。それは糖分によるものですから、その糖分がブラケット周りに付着したまま長時間放置されるとむし歯の原因になります。中高生は部活でスポーツドリンクを飲む機会が多いかもしれません。私も小学校・大学では野球、中学ではハンドボールをしていたので汗をかいた後のスポーツドリンクがたまらないっ!て気持ちは非常にわかります。絶対ダメとは言いませんが、水でうがいしたりお茶を最後に飲むなどの対策をしてほしいと思います。
さて、最後になりますが2021年も残りわずか。年末はお餅を食べる患者さまも多いでしょう。お餅もブラケットに絡まりやすい食べ物ですから気を付けてくださいね。絡まったまま放置すると固まってしまい、それを無理やり取ろうとすると装置が壊れたり、ワイヤーが変形してしまうかもしれません。
今日は以上です。矯正治療中には食事も気を付けることがあり、大変な思いをされるかもしれません。しかし、その我慢を乗り越えた先にはより輝く笑顔と健康が待っていますよ。
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