治療事例「叢生の改善のために小臼歯4本抜歯をして1年半で治療完了した事例」15歳女子
こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。
「叢生を上下左右の第一小臼歯を4本抜歯して1年半という短期間で治したケース」
目次
- ・ 相談内容
- ・ 診断結果・治療内容
- ・ 治療前後を動画で見る
- ・ まとめ・現在の様子
相談内容
「左上の八重歯が気になる」ということを主訴に来院されました。
診断結果・治療内容
上下顎前歯に叢生(でこぼこ)を認め、左上の犬歯がいわゆる八重歯になっており、左上の側切歯(前から2番目の歯)は下顎の歯の方が前方にある「逆被蓋」を呈していました。奥歯の噛み合わせについては少しずれている程度で大きなズレはありませんでした。
治療方針としては、狭窄歯列弓であったことから非抜歯の方針も考えましたが、検査の分析結果より上下顎前歯ともに平均的な位置よりも前方に位置していたこと、および左上犬歯のずれが大きく上下の歯列を広げることで歯肉退縮の可能性や口唇閉鎖に悪影響がでることが考えられたため上下顎両側第一小臼歯を4本抜歯としました。
治療前後を動画で見る
今回の治療事例のポイント
・ 治療後の口唇閉鎖や歯肉への影響を考慮して、小臼歯4本抜歯で治す方針とした。
・ 治療期間の短縮には顎間ゴムが非常に重要。
・ 治療前は上唇の左側が八重歯にひっかかっていたが、治療後には整ったとてもキレイなスマイルラインを獲得できた。
まとめ・現在の様子
- 二期治療・上下4本抜歯
- 治療事例:15歳女子
- 主訴:左上の八重歯
- 使用した装置:ワイヤー矯正(唇側)
- 治療費:約88万
- 治療期間:1年6か月
- 注意すべきポイント:歯根の先端が吸収する可能性がある、歯の神経が何らかの原因で壊死する可能性がある。
きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について
「矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。」
一般的な治療期間は2~3年程度、通院回数は24~36回程度(一期治療の場合は1年~2年程度、通院回数は12~24回程度)
金沢けんろく矯正歯科について
従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正もお任せください。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も力を入れて取り組んでいます。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡・富山県や福井県からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。