治療事例「前歯の隙間と出っ歯が気になる」18歳男性

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。
「前歯の隙間と出っ歯を表側のワイヤー矯正で治したケース」
目次
- ・ 相談内容
- ・ 診断結果・治療内容
- ・ 治療前後を動画で見る
- ・ まとめ・現在の様子
相談内容
上顎前歯の隙間と出っ歯を気にされて来院されました。他院では、上下左右4本抜歯をして治療を行うと言われていたそうですがなるべく抜きたくないというご希望がありました。
診断結果・治療内容
上顎はいわゆるすきっ歯の空隙歯列でした(上顎中央の2本の前歯(中切歯)同士の間の隙間を正中離開といいます)。現状の横顔には問題点がないことは考慮すべき大切なポイントです。他院では「4本抜歯しての治療が必要」と言われていたそうですが、当院では空いている隙間を利用して出っ歯を治せると判断したことから、非抜歯で治療を行うことになりました。ただし現状の噛み合わせが深く、すでに上顎の前歯と下顎の前歯がぶつかっていたので、「上顎の前歯を引っ込めるためには下の前歯をそれに先立ち引っ込める必要があります」。そのために、下の前歯にはやすりがけを行う必要があります。なお、マウスピース矯正(インビザライン )でも治りそうでしたが患者さまがワイヤー矯正を希望されましたので、表側のワイヤー矯正にて治療を行うことになりました。治療前後を動画で見る
今回の治療事例のポイント
・ 他院では4本抜歯して治療を行うと言われていた。・ 横顔には問題がない。
・ 現在の隙間を利用して出っ歯を治すことは可能だが、下顎の前歯も引っ込める必要があるので下の歯にはやすり掛けを行う必要がある。
・ 治療中、残念ながらむし歯ができてしまった。ワイヤー矯正は歯磨きが難しいので日々の歯磨きがとても重要です。


まとめ・現在の様子
- 治療事例:18歳男性
- 主訴:前歯の隙間と出っ歯が気になる。出来るだけ抜きたくない
- 使用した装置:表側のワイヤー矯正
- 治療費:約70万
- 治療期間:1年3か月
- 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある
きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間はおよそ2年ですが、すきっ歯は元に戻りやすいので、より長期の安定を求められる方はより長く使っていただいたほうがよいでしょう。
金沢けんろく矯正歯科について
当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。
2023年06月07日 09:00