乳歯のむし歯は要注意!
こんにちは、院長のまだちです。
保護者のみなさま、乳歯の生え変わりのポイントは以前お話しましたが、お子さまのお口のなかを定期的にチェックしてますか?
子供のむし歯は気にされたことはあるかもしれませんが、「むし歯で痛がるから困った」では済まされないかもしれません。
ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
この記事を読むことで「乳歯のむし歯が歯並びに与える影響」がわかります。(所要時間約3分)。
乳歯のむし歯がもたらす悪影響
発育の阻害
乳歯がむし歯になると痛みが出ます。当然痛みを嫌がってむし歯とは反対側で噛もうとしますが、早期に噛み癖がつくと顎の成長に偏りが出る可能性があります。また、反対側もむし歯になってしまうと噛まずに丸呑みする癖がついてしまいます。丸呑みは胃腸に負担を与えるだけでなく、噛まないことで下顎の発育が悪くなる可能性があります。硬いものを嫌い偏食に繋がると身体の発育にも悪影響を及ぼしかねます。
永久歯への悪影響
乳歯のむし歯は進行が早く直ぐに神経まで到達してしまうことが多いので、気づかないうちに乳歯の根の先に膿を作ってしまいます。乳歯の下には永久歯が控えていますから、その膿が永久歯に悪影響をおよぼします。膿の悪影響は2つあり、一つは永久歯がむし歯になること、一つは歯並びが悪くなることです。基本的に永久歯は乳歯の真下から生えてくるので、その膿が溜まった部分を通って生えてくれば永久歯がむし歯になることはご理解いただけると思います。ただ、意外とこちらはまれで、多くの場合はその膿を避けるように大きく進路を変えて永久歯が傾いて生えてきます。これが乳歯のむし歯が原因で歯並びが悪くなる理由です。
歯並びへの悪影響
上記のように乳歯に膿ができると(根尖病巣)、永久歯は避けるように大きく傾いて生えてくるため歯並びが悪くなります。さらにむし歯が進行してしまった場合や同じ歯の治療を繰り返した場合には、乳歯が本来自然に抜け落ちる時期より早くに抜け落ちてしまったり、やむを得ず抜かなければいけなくなります。そうなると、その抜いて空いた隙間に両隣の歯が寄ってきてしまい、永久歯の生えるスペースがなくなって歯並び悪くなってしまいます。
このように乳歯のむし歯はとても気を付けるべきポイントが多いため、むし歯にしないことが大切です。しかし、ひどいむし歯になって早期に抜け落ちる場合や抜いてしまう場合には、永久歯の生えてくるスペースの確保が必要で、私たち矯正歯科医の管理が必要な場合が多くあるので、もし心当たりがある方は担当のかかりつけ医に相談してもらったり、矯正専門医院に相談に来てください。
早期に矯正専門医院に相談に来ていただければ、大人の歯並びになるときに想定されることなど先を見越した治療を行うことができるので、親御さまも安心かもしれませんよ。
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