いい歯並びってどんな歯並び?
こんにちは、院長の眞舘です。
みなさん、突然ですがいい歯並びってどんな歯並びのことだと思いますか?
おそらくほぼ全ての人が、キレイに並んだデコボコのない歯並びを思い浮かべると思います。
半分正解です!!が、それは「見た目だけ」がいい歯並び。
実際は、「機能=かみ合わせ」も正しくないといけません。いい歯並びは「見た目とかみ合わせ」どちらもいい歯並びのことをいいます。
矯正歯科治療を考えるにあたり、いい歯並びの条件を知りましょう。少し専門的な話になります。
この記事を読むことで「いい歯並びとは何か」がわかります。(所要時間約3分)。
綺麗な歯並びの条件
見た目がいい歯並び
「見た目」に関しては、ご想像の通りデコボコがないことです。また、かみ合わせた時に上下の前歯の前後的なギャップが2~3mm程度、垂直的なかぶさり具合が2~3mm程度であること。
さらに言うと歯並びは口元の美しさにも影響しますので、お口を閉じた時に顎の先にシワが寄らない、唇がおちょぼ口にならない、という口元の美しさも備えている必要があります。
かみ合わせがいい歯並び
「かみ合わせ」に関しては、奥歯だけではなく前歯のかみ合わせもあるので条件が複雑です。
アメリカのDr.Andrews は1972年に「正常咬合への6つの鍵」を提唱しています。
- ① 上下の奥歯が緊密な接触によって良好にかみ合っていること(緊密な咬合嵌合)
- ② 歯を正面から見た時の傾きが適正であること(適正なアンギュレーション)
- ③ 歯の横から見た時の傾きが適正であること(適正なトルク)
- ④ 歯の捻じれがないこと(ローテーションを認めない)
- ⑤ 歯と歯の間は緊密で隙間が無いこと(緊密な歯冠接触)
- ⑥ 奥歯と前歯で高さの差がないこと(平坦なスピー彎曲)
これらの6つの鍵を満たした場合、見た目とかみ合わせを兼ね備えて長期的な安定性を得られると言われています。 ナチュラルにこのかみ合わせを持っている人はごくごくわずかですね。私も数人しか出会ったことがありません。
もちろん矯正歯科治療のゴールはこれらの条件を満たすかみ合わせです。
さて、今回は少し専門的な内容となりましたが私たち矯正を専門とするドクターが何を目指して治療方針を立てて、治療をしているかの参考にしていただければ幸いです。
かみ合わせや歯並びについてお悩みの方はぜひ一度当院にご相談に来てくださいね。 矯正治療をした方が良い不正咬合はこちらのリンク先記事をご覧ください。
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