「呼吸」あなたは鼻から?口から?
こんにちは、院長のまだちです。
今回は歯並びを悪くする可能性のある悪習癖のひとつ、口呼吸についてお話します。
自分自身やお子さまのお口ぽかん。もし気になっている方は必見です。お口ぽかんの悪影響は思わぬところに及ぶかもしれません。
この記事を読むことで「口呼吸の悪影響」がわかります。ぜひお友達にも教えてあげてください(所要時間約3分)。
歯並びにも影響する口呼吸
COVID-19の影響でマスクの日々が続いていると思います。みなさんマスクで鼻呼吸はつらいからといって、マスクの下でこっそり口呼吸していませんか?
それでなくても最近は口呼吸をしているひとが増えている気がします。特にお子さまに多いです。
<なぜ口呼吸はダメなのか>
本来鼻で呼吸すべきなのに口呼吸になることで身体にも悪影響を及ぼすことが知られています。
鼻の中は湿っていて粘膜に覆われているため、外から入ってきた冷たい空気を温めるだけでなく、フィルターのように空気中のほこりやウイルスを捉えて空気をきれいする役割がある一方で、口にはそのフィルター機能はないので、ほこりやウイルスはそのまま身体に入っていくことになります。
また、口呼吸すると常に口の中が乾いている状態となり、口の中の細菌の活動を抑制する唾液が出にくくなり口臭の原因や虫歯や歯周病にもなりやすくなるのです。
<なぜ口呼吸は歯並びに影響するのか>
舌の正しい位置は上顎に引っ付いていることと前回の矯正治療の天敵「舌癖」の話題でお話しましたが、鼻呼吸ができていればその正しい位置に舌が収まり、子供のころであれば舌が上顎の歯並びを押し広げることで上顎が広がります。結果、より鼻呼吸もしやすくなり、顎も大きくなり歯も並びやすくなります。
しかし、口呼吸の場合は空気の通りを確保するために舌が下顎にへばりつくような位置に固定されるので、逆に下顎の歯並びを押し広げます。そのため、受け口になったり、上顎が押し広げられず狭くなっていくのでガタガタの歯並びになってしまいます。これらは早いうちに口呼吸を改善すれば軌道修正が可能なので気が付いたら改善するよう努力しましょう。
<口呼吸の原因>
口呼吸の原因は、扁桃が大きいこと、鼻炎、出っ歯、口周りの筋肉が弱いなどが挙げられます。慢性的な鼻詰まり・鼻炎は口呼吸になっていることが多いこと、扁桃に起因することもあるので早めの耳鼻科の受診が必要になるかもしれませんから、口呼吸が気になったら相談に来ることをお勧めします。
<子供の鼻づまりチェックポイント>
- ・いびきをかく
- ・お口ぽかんの時が多い
- ・運動すると呼吸が辛そう
- ・鼻水がよくでる
- ・食べるときに口を閉じずクチャクチャ音を立てて食べる
なんとなく見過ごしてしまいがちな口呼吸。治した方が良いことをご理解いただけましたか。
心当たりがある方は、お気軽に相談にいらしてくださいね。
私たちはお子様の健やかなお口の発育をサポートします。
金沢で矯正するなら、金沢けんろく矯正歯科にお任せください。