お子さまのその癖…歯並びを悪くしちゃうかも?!
こんにちは、院長の眞舘です。
今回のテーマは、お口周りの悪いくせ(習癖)についてです。
これまで1歳6か月・3歳児検診をはじめ、大学病院で矯正を専門に従事していた際にも「悪い癖」が原因と考えられる歯並びや顎の歪みを持つお子さまを多く診てきました。
親御さまにとって、お子さまの歯の心配事は「むし歯」と「歯並び」だと思います。多くの方はむし歯になったら歯並びも悪くなってしまう、と2つを繋げて考えています。もちろん間違いではありません。むし歯になって通常より歯が早く抜けてしまった・抜かなきゃいけなくなった、などの極端な理由ではない限り、実は歯並びに関わるもっと大事な要因が「癖」なのです。
この記事を読むことで「こどもの悪い癖の種類」がわかります。ぜひお友達にも教えてあげてください(所要時間約3分)。
歯並びに悪影響!早いうちに治しておきたい悪い癖
お口周りの悪習癖は、基本的に無意識に繰り返し行ってしまう癖のことを指します。
- ・吸指癖(指しゃぶり)
- ・咬爪癖(爪咬み) :鉛筆を噛むことも
- ・舌突出癖(飲み込む時やおしゃべりする時に舌で下の前歯を押す)
- ・咬唇癖(唇を咬む)
- ・口呼吸(口がぽかんと空いている)
- ・頬杖・寝相
悪習癖を早く治して歯並びが悪くなることを予防しよう
これらの歯並びに悪影響を与える癖を放置していると、徐々に悪い歯並びになっていきます。
「前歯が噛み合わない開咬」、「上顎前突(出っ歯)」、「咬合性外傷(歯茎の低下)」、「歯並びが狭くなる狭窄歯列」、「でこぼこになる叢生」、「顎がずれる偏位」などなど。
こどもの時期は、成長段階なので骨自体に柔軟性があるのでこれらの悪習癖の影響を受けやすいといわれていますが、逆にいうと、こどもの早い段階で悪習癖を治してしまえば歯並びへの影響は最小限に抑えられるといえますので、問題点を把握して着実に治していきましょう。
悪習癖をしてしまう原因は精神的な要素や生活環境などが絡み合っており断定できません。
吸指癖は大きくなると自然に消失していることが多いので、必要以上に神経質になることはありませんが遅くても4歳までにはなくしておきたいところです。5歳以上で続けていると、確実に歯並びや歯の周りの組織に影響してきてしまいます。一番長く残り、周りの方も気づかないままになっているのが舌突出癖で、治すのに根気が要ります。
強引に止めさせる方法もありますが、あまり無理強いはさせたくないですよね。
子供が「なぜダメなのかということを十分理解できることが大切」ですから焦らず、根気よく、長期にわたって理解を得ることが肝心です。
当医院では、悪習癖を治すためのMFT(口腔筋機能療法)にも力を入れています。もしお子さんの悪習癖に悩んでいたら、お気軽にご相談ください。
上記の癖について詳細はリンク先の記事をどうぞ(徐々にリンクを貼っていきます)。
指しゃぶり/爪を咬む癖/飲み込むときやおしゃべりする時に舌が出る癖/唇を噛む癖/ 口呼吸(口ぽかん)/頬杖・寝相
石川県金沢市でお子さま(こども・中高生)や大人の矯正歯科治療なら金沢けんろく矯正歯科へ。日本矯正歯科学会認定医による安心治療。女性認定医も在籍。舌側矯正やインビザラインのよるマウスピース型矯正もお任せください。山側環状線からアクセス便利で金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からもアクセスのよい環境です。当院は矯正歯科の大切さを伝えています。