金沢市の矯正専門医院、金沢けんろく矯正歯科【インビザラインもお任せ】

石川県金沢市の山側環状線からアクセス便利な矯正歯科専門医院

ホーム ≫ ブログ ≫

ブログ

治療事例「上下の前歯がでこぼこという主訴をマウスピース矯正にて改善した症例」9歳男子

Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、上顎前突、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「永久歯萌出スペース獲得と上顎前突(出っ歯)を小児のマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

上下の前歯がデコボコなことと、永久歯が生えてきたときもデコボコになりそうということ主訴に当院に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎と下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。
上下顎の前歯のずれが大きく出っ歯(上顎前突)を呈していました。奥歯を見てみると、上顎の奥歯が手前にずれている二級咬合でした
第一期治療では歯並びを整えて歯をきれいに並べるとともに奥歯のかみ合わせと前歯のかみ合わせを改善しつつ、永久歯の萌出を誘導することで二期治療を不要にする、もしくは簡易にするように図ります。※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。マウスピースでの治療を希望されました。

治療前後を見る
Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、上顎前突、治療前Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、上顎前突、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 奥歯のズレおよび出っ歯をマウスピース矯正治療により改善することができた。

・ 二期治療がほぼ不要なくらいまでに永久歯の萌出をうまく誘導できた(やっても簡易に済むでしょう)。そのため費用面でも非常に良好な結果を得た。

・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 一期治療
  • 治療事例:9歳男子
  • 主訴:永久歯が生えてくる隙間がない
  • 使用した装置:マウスピース矯正(Invisalign first)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:2年
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が多少再発する可能性がある。それに伴い二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年12月26日 09:00

治療事例「前歯部反対咬合および著しい咬耗による過蓋咬合をワイヤー矯正にて改善した症例」9歳男子

前歯部反対咬合、著しい咬耗による過蓋咬合、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「受け口を主訴に来院された著しい咬耗を伴う前歯部反対咬合および過蓋咬合をワイヤー矯正で治したケース」

目次

相談内容

受け口主訴に当院に来院されました。当院受診前に他院では「上顎前方牽引装置」を早急に使った方がいいと言われたとのことでした。

診断結果・治療内容

前歯部反対咬合を認めました。
また、歯ぎしりによる咬耗が著しく、乳歯を横から見ると真っ平になっていました。また、咬耗(歯が削れてしまうこと)によって正常なかみ合わせの高さが崩れてしまっており、過蓋咬合を呈していました。下の歯が上の歯の根元まで噛み込んでおり、これほどかみ合わせが深いのはシビアなケースと言えるでしょう。なお、原因は不明ですが全体的に生え変わりが遅いと考えられました。
検査分析の結果、骨格の問題による反対咬合ではなかったので前医で指摘された上顎前方牽引装置は不要であり、大事な第一大臼歯を守りつつ、ワイヤー矯正にて前歯部反対咬合を改善する方針としました。
上顎は乳歯だったため永久歯の萌出まで待つ必要がありましたが、咬耗が著しくこのまま放置するわけにもいきませんでしたので乳歯にレジンという歯科用のプラスチックを盛り足して、まずは永久歯を守ることにしました。
管理開始から4か月後に永久歯前歯が萌出してきたのでワイヤー矯正を開始しました。
前歯部反対咬合、著しい咬耗による過蓋咬合、治療前前歯部反対咬合、著しい咬耗による過蓋咬合、治療後

治療前後を見る

今回の治療事例のポイント

・ 永久歯を守るために、乳歯にレジンを盛り足して正常なかみ合わせの高さを確保して治療を行った。

・ 前歯部反対咬合を改善し、かつ永久歯の萌出スペースを十分に確保した。

・ 乳歯列期からの管理となり、通院期間がやや長期化した。

まとめ・現在の様子

  • 一期治療
  • 治療事例:9歳男子
  • 主訴:受け口
  • 主に使用した装置:セクショナルアーチ
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:2年
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生や受け口が多少再発する可能性がある。それに伴い二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。今回は永久歯をまもるために、そして正常なかみ合わせの高さを回復するためにしばらく乳歯にレジンを接着したまま生え変わりを見守ることにしました。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年12月21日 21:17

治療事例「正中のズレを伴う叢生と開咬を小臼歯3本抜歯をして1年半で治療した事例」20歳女性

抜歯、治療期間が短い、1年6か月、開咬、叢生、ワイヤー矯正、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「正中のズレを伴う叢生と開咬を、正中を合わせるために第一小臼歯を3本抜歯して1年半という短期間治したケース」

目次

相談内容

「上の前歯のデコボコが気になる」ということを主訴に来院されました。

診断結果・治療内容

上下の前歯に叢生(でこぼこ)を認め、上顎犬歯がいわゆる八重歯になっていました。
また、でこぼこや下顎の左方向への捻れにより、上下顎の歯列正中が大きくずれていました(下図参照)。
でこぼこだけではなく垂直的な問題として、噛んだ時に上下の前歯が噛み合わない「開咬」の状態でした。奥歯の噛み合わせも上顎の奥歯が大きく前方にずれており、1歯対2歯咬合ではなく、1歯対1歯でしか噛んでいませんでした
治療方針としては、奥歯のずれと正中のずれを考慮して上顎両側第一小臼歯と右下第一小臼歯の3本抜歯としました。3本という変則的な抜歯ではありますが元々の横顔の不調和はなく、奥歯のずれや正中のずれを改善するにあたり、左下の歯を抜歯する必要性はないと判断した結果です。奥歯のずれや開咬をより効率よく治すために歯科矯正用アンカースクリューを併用することにしました。
正中のずれ、変則抜歯

治療前後を動画で見る

抜歯、治療期間が短い、1年6か月、開咬、叢生、ワイヤー矯正、治療前抜歯、治療期間が短い、1年6か月、開咬、叢生、ワイヤー矯正、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 開咬・叢生・正中のずれを治すために、小臼歯3本抜歯で治す方針とした。
・ 開咬は顎間ゴムと筋機能療法(MFT)の協力が非常に重要。
・ 開咬を治すために歯科矯正用アンカースクリューを併用する必要があり、圧下の作用により上顎の歯根吸収が起きやすい。
 

まとめ・現在の様子

  • 二期治療・上下3本抜歯
  • 治療事例:20歳女性
  • 主訴:前歯のでこぼこ
  • 使用した装置:ワイヤー矯正
  • 治療費:約88万
  • 治療期間:1年6か月
  • 注意すべきポイント:歯根の先端が吸収する可能性がある、歯の神経が何らかの原因で壊死する可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年12月19日 21:00

治療事例「歯並びがでこぼこになりそうという主訴をマウスピース矯正にて改善した症例」9歳男子

Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、交叉咬合、正中のズレ、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「永久歯萌出スペース獲得と歯列正中の是正を小児のマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

乳歯に隙間がなく、永久歯が生えてきたときにでこぼこになりそうということ主訴に当院に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎と下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。
下顎については、左下にはかかりつけ医にて保隙装置(何らかの原因で乳歯が早期脱落した際に、永久歯が出てくるスペースを確保しておくための装置)が装着されていました。また、下顎骨の右方向への捻じれもあり上下顎の歯列正中(真ん中)が大きくずれていました。奥歯を見てみると、右側の奥歯が交叉咬合(下の歯が上の歯を受けている)を呈していました。このまま生え変わりを待っていると永久歯列期になった際に抜歯を伴う治療が必要になるかもしれません。
第一期治療では歯並びを整えて歯をきれいに並べるとともに奥歯のかみ合わせや歯列正中も治し、永久歯の萌出を誘導することで二期治療を不要にする、もしくは簡易にするように図ります。※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。マウスピースでの治療を希望されました。

治療前後を見る
Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、交叉咬合、正中のズレ、治療前Invisalign、9歳男子、小児矯正、マウスピース矯正、交叉咬合、正中のズレ、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 右側第一大臼歯の交叉咬合および歯列正中のずれをマウスピース矯正治療により改善することができた。

・ 二期治療がほぼ不要なくらいまでに永久歯の萌出をうまく誘導できた(やっても簡易に済むでしょう)。そのため費用面でも非常に良好な結果を得た。

・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 一期治療
  • 治療事例:9歳男子
  • 主訴:永久歯が生えてくる隙間がない
  • 使用した装置:マウスピース矯正(Invisalign first)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:2年
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が多少再発する可能性がある。それに伴い二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。なお、写真では少し咬み込みが甘いように見えるかもしれませんが、まだ生えてきている途中であり今後しっかり噛んできます。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年12月16日 09:00

治療事例「でこぼこを小臼歯4本抜歯で1年4か月で治療した事例」12歳女子

抜歯、治療期間が短い、1年4か月、ワイヤー矯正、比較。

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「でこぼこを上下左右の第一小臼歯を4本抜歯して1年4か月という短期間で治したケース」

目次

相談内容

「上の前歯のデコボコが気になる」ということを主訴に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎に叢生(でこぼこ)を認め、上顎前歯はシャベル状切歯を呈しており厚みのある形態をしていました(下図参照)。下顎骨の成長が弱く、口唇閉鎖時にオトガイに緊張感があり、横顔の不調和を認めました(顎先の梅干し上のしわ)。
治療方針としては、上下の中間の歯(第一小臼歯)を抜歯して治療を行うこととし、使用装置の希望は特になかったため、表側の矯正装置を採用させていただきました。ちなみに私的には中高生や大学生(20代前半)は若く、部活などで日常的に運動もしていることもあり、代謝がよいので表側矯正が最適と考えています。
なおシャベル状切歯では、治療後の上下顎前歯の前後的ギャップが若干大きめになります。なぜなら、下顎前歯と上顎前歯が噛み合う点と上顎前歯の切端との距離が、歯の厚みが厚いと大きくなるからです(下図参照)。
シャベル状切歯

治療前後を動画で見る

抜歯、治療期間が短い、1年4か月、ワイヤー矯正、治療前抜歯、治療期間が短い、1年4か月、ワイヤー矯正、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 叢生(でこぼこ)や横顔の問題を考慮して、小臼歯4本抜歯で治す方針とした。
・ 上顎切歯がシャベル状切歯であり、上下顎前歯の前後的ギャップが残りやすい(簡単に言うと、少し出っ歯様になる)。
・ 上下顎小臼歯4本抜歯でも治療期間は1年4か月と短かった(年齢がキーポイント)
・ 前歯も後退し、成長により下顎も前方成長したことで横顔の不調和が軽減された。
・ 治療開始前の笑顔は、左上と右下の八重歯にひっかかって上下口唇の上がり方が不均等でしたが、治療後はきれいなスマイルラインを獲得しています。
 

まとめ・現在の様子

  • 二期治療・上下4本抜歯
  • 治療事例:12歳女子
  • 主訴:前歯のでこぼこ
  • 使用した装置:ワイヤー矯正
  • 治療費:約88万
  • 治療期間:1年4か月
  • 注意すべきポイント:歯根の先端が吸収する可能性がある、歯の神経が何らかの原因で壊死する可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。中学生・高校生の矯正治療は特に治療期間を短くする治療システムを用いて成果を出しております。中学生・高校生で矯正治療をお考えの方はぜひ当院へお越しください。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年12月03日 08:14

治療事例「前歯のでこぼことかみ合わせの深さをマウスピース矯正にて改善した症例」8歳女子

インビザラインファースト、8歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、過蓋咬合、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「前歯のでこぼことかみ合わせの深さを小児のマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

前歯が重なって、かつ斜めに生えてきたことを主訴に当院に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎と下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。
上顎については、側切歯(前から2番目の歯)が生えるスペースがなく、下顎側切歯と同様に内側から生えてくる可能性が高いと考えられました。かみ合わせが深く、上顎の歯が完全に下顎の前歯を覆ってしまっており、かみ合わせた時に下の歯が全く見えない状態で程度としては重度の過蓋咬合を認めました。奥歯のかみ合わせのずれもあり、このまま生え変わると、永久歯列期になった際に抜歯を伴う治療が必要になるかもしれません。
第一期治療では歯並びを広げ、歯をきれいに並べるとともに奥歯のかみ合わせも治し、永久歯が生えやすいようにスペースを確保して永久歯の萌出を誘導してあげます。※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。
インビザラインファースト、8歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、過蓋咬合、治療前インビザラインファースト、8歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、過蓋咬合、治療後

治療前後を見る

今回の治療事例のポイント

・ 上顎側切歯が萌出する場所がなくて萌出できていなかったが、萌出スペースを確保することで自然萌出を促すことができた。治療途中に側切歯が予想通り内側から萌出してきたがマウスピース矯正治療により前方移動させ、きれいに並べることができた。

・ 過蓋咬合が改善し、理想的な前歯の被蓋関係を確立できた。

・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 一期治療
  • 治療事例:8歳女児
  • 主訴:前歯が重なって、斜めに生えてきた
  • 使用した装置:マウスピース矯正(インビザラインファースト)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:1年3か月
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が多少再発する可能性がある。それに伴い二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年11月26日 17:27

治療事例「歯科検診で指摘された過蓋咬合を2本抜歯で治療した事例」15歳男子

2本抜歯、二級仕上げ、ワイヤー、過蓋咬合、治療前後

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「歯科検診で指摘された過蓋咬合を上顎2本抜歯で治したケース」

目次

相談内容

学校歯科検診で「過蓋咬合だから将来的に歯がダメになる可能性が高いよ」と言われたので気になって来院されました。

診断結果・治療内容

上下顎ともに叢生(でこぼこ)はほとんどありませんでしたが、上下の前歯のかみ合わせが深く、噛んだ時に下の歯が全く見えない状態でした。一見かみ合わせはよさそうに見えますが小臼歯部(犬歯より後方の中間の歯)や右側の一番奥歯(第二大臼歯)は鋏状咬合を呈しており、実際は噛む力を負担するのは「奥歯だけ」の状態でした。そのため、検診で指摘された通り噛む力に対する奥歯への負担が長く続くことで、経年的に奥歯へのダメージが蓄積し、いずれ歯が欠けたりヒビ入ったりする可能性があります(だいたい40~50歳で多い)。また、奥歯がダメになると今度は前歯に強く負担がかかるようになり、かみ合わせの崩壊が始まります。それだけではなく、かみ合わせが深いと通常のあごの運動が妨げられ顎関節に負担がかかりやすいだけはなく、そもそも噛む力が強い方が多いので、顎関節症になってしまう可能性も高いです。奥歯のずれがかなりありましたので、今回は上顎の左右側1本ずつ、計2本 第一小臼歯を抜歯して治療を行う方針となりました。
※ 過蓋咬合の場合、下顎を後ろに引き下げて噛んでいることも多く、リラックスした状態における正しい顎関節の位置での噛み合わせを把握することがとても大切です。下顎骨が前に移動する場合は奥歯のずれが解消される場合が多いため非抜歯での治療が選択肢としてあがってきます。今回のケースでは下顎骨は自然な状態でも前方への移動がなかったので抜歯という選択になりました。

治療前後を動画で見る

2本抜歯、二級仕上げ、ワイヤー、過蓋咬合、治療前2本抜歯、二級仕上げ、ワイヤー、過蓋咬合、治療後

今回の治療事例のポイント

・ でこぼこ(叢生)はなかったが奥歯のずれが大きく、かつリラックスしたときの下顎骨の位置変化がなかったことから抜歯での治療が必要だった。
・ かみ合わせの深さを治すために、前歯を骨に打ち込んでいく力(圧下力)をかけるため歯根吸収が起きやすい

まとめ・現在の様子

  • 二期治療・上顎2本抜歯
  • 治療事例:15歳男子
  • 主訴:検診で過蓋咬合で歯が危ないと言われた
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約88万
  • 治療期間:2年1か月
  • 注意すべきポイント:圧下を行うため歯の根の先端が溶けて短くなる可能性が高い(歯根吸収)

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年11月12日 12:00

治療事例「上顎のでこぼこと前歯の前傾を遠心移動を活用して非抜歯で治療した事例」22歳男性

非抜歯、上顎遠心移動、1年9カ月、マウスピース矯正、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「上顎前突と叢生を歯列全体の遠心移動を行い非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

「上の前歯のデコボコが気になる」ということを主訴に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎に叢生(でこぼこ)を認めました。主訴はでこぼこのみでしたが、上下顎前歯の前後的なずれもあるので歯性の上顎前突でもありますね(患者さまの主訴が「でこぼこ」だったので今回は叢生に分類しています)。
なお、治療開始前の時点ですでに歯が所々白くなっている箇所がありますがこれはエナメル質減形成と呼ばれる症状です。
よく勘違いされることが多いのですが、矯正治療は前歯だけではなく奥歯の「かみ合わせ」も治しますのでチェックは必須です。
奥歯を見てみると左右どちらも大きくかみ合わせがずれていました。1本の歯に対して2本の歯が噛み込んでいるのがいいかみ合わせなのですが、特に右側は1本対1本のかみ合わせでした(過去の治療事例の動画にかみ合わせについて書いてあるので是非ご覧ください)。
ご希望の装置は、マウスピース矯正装置でした。
治療方針としては、上の中間の歯(第一小臼歯)を抜歯して治療を行うことも一つの案でしたが、横顔が整っていたこともあり前歯をがんばって後ろに引く必要もないため、抜歯はもったいないと判断しました。ただし、上顎の歯並び全体を後方に押し込む必要があるため、顎間ゴムの使用の使用が非常に重要ですので、十分ご理解いただいたうえで非抜歯での治療を選択しました。

治療前後を動画で見る

非抜歯、上顎遠心移動、1年9カ月、マウスピース矯正、治療前非抜歯、上顎遠心移動、1年9カ月、マウスピース矯正、治療後

今回の治療事例のポイント

・ でこぼこが中等度であり、奥歯のかみ合わせがずれていても、治療前の横顔が整っていたため非抜歯で治す方針とした。
・ 上顎の歯並びを後方移動させるために治療期間が長くなる可能性がある。
・ 顎間ゴムの協力が必須(20時間以上の使用)。

まとめ・現在の様子

  • 二期治療・非抜歯・遠心移動
  • 治療事例:22歳男性
  • 主訴:上の前歯のでこぼこ
  • 使用した装置:マウスピース矯正
  • 治療費:約88万
  • 治療期間:1年9か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年11月05日 12:00

歯科衛生士(常勤)の方を募集しています

おしらせ画像トップ

金沢けんろく矯正歯科 院長の眞舘です。

当院は2021年8月に開院した矯正歯科(歯並び治療)専門の歯科医院です。
患者さまにとって安心できる居心地のいい歯科医院を目指して、一緒に協力してくださる歯科衛生士の方を募集します。

※ 電話で応対は時間が限られてしまいますので電話からの問い合わせは受け付けておりませんお手数をおかけしますが、まずは応募フォームからご連絡いただくようお願い申し上げます。
下のバナー先の応募フォームよりお気軽にお問い合わせください。

求人案内 ⇦ココをクリック
 

2023年09月29日 12:00

治療事例「下顎前歯の先天性欠如と上顎のでこぼこを非抜歯で治療した事例」20歳男性

非抜歯、下顎前歯先天性欠如、ワイヤー、拡大

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

下顎前歯の先天性欠如と上顎の叢生を非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

「検診で矯正治療をした方がいいと言われた」ということを主訴に来院されました。中学校・高校の学校歯科検診で指摘はされていたそうですが、時間の確保が難しくてなかなか矯正治療に踏み出せなかったそうですが、大学への進学を期に相談に来られました。

診断結果・治療内容

上顎に叢生(でこぼこ)を認めました。下顎の前歯には先天性欠如歯(生まれつき ない歯)が一本ありました。下顎の前歯が一本ない場合、上顎の前歯と下顎の前歯の本数が違うため、治療後の歯の真ん中の仕上がりは通常と少し違う形になってしまう(After の写真参照)ので、仕上がりについてはその旨を説明し同意を得る必要がありました。
上顎の歯並び(アーチ)が狭くなっていたこともあり、左右の奥歯のかみ合わせを見ると上下のかみ合わせが逆になっていました。
大きくずれて生えている右上の2番目の歯(側切歯)を並べるため、および上顎の歯並び(アーチ)を整えるために上顎の歯並びを拡大させる方針とし、横顔に問題がなかったことから拡大をすることで非抜歯での治療が可能と判断しました。なお、表側のワイヤー装置だけではなく、拡大のためには上顎の裏側にクワドヘリックスという装置を併用することにしました。

治療前後を動画で見る

非抜歯、下顎前歯先天性欠如、ワイヤー、拡大、治療前非抜歯、下顎前歯先天性欠如、ワイヤー、拡大、治療後

今回の治療事例のポイント

・ ワイヤーと付加装置による拡大を行うことで、でこぼこがあっても非抜歯で治すことが可能であった。
・ 下顎前歯は先天性欠如のため、上下の歯の真ん中の仕上がりは写真のようになる。
・ 右上側切歯(内側に生えてきた歯)の根っこのコントロールに時間がかかる
・ 顎間ゴムの協力が必須(20時間以上の使用)。

まとめ・現在の様子

  • 二期治療・非抜歯
  • 治療事例:20歳男性
  • 主訴:検診で矯正治療を指摘された
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約85万
  • 治療期間:1年7か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定装置には【上顎は着脱が可能なプレートタイプ、下顎は着脱不可のワイヤー固定によるFixリテーナー】を採用しました。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、加賀市・小松市・白山市・野々市市・津幡町・かほく市・珠洲郡からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年09月24日 17:30

アクセス

お車 山側環状(金沢外環状道路)の信号「田上小学校口」から田上小学校方面へ曲がり、イエローハットを過ぎてすぐの十字路を右折。駐車台数14台(第二駐車場含む)
バス 金沢駅東口バスのりばから「13・14」医王山線もしくは「95」北陸大学線に乗り、「山環田上」バス停下車後、徒歩3分
医院名 金沢けんろく矯正歯科
住所 920-1156 石川県金沢市田上の里1丁目106番地1
電話番号 076-225-8711
診療時間 月火水金土 10:00〜13:00/14:30〜18:30
日曜 9:00〜12:00/13:00〜17:00
休診日  木曜・祝日
月に1〜2回日曜診療あり、翌日月曜は振替休診
診療内容 小児・中高生・成人の矯正治療
表側・舌側(裏側)・マウスピース型(インビザライン)など各種装置
アクセス 石川県金沢市もりの里・田上エリアにあり、山側環状線からアクセス便利。金沢大学角間キャンパスに近く、イオンもりの里ショッピングセンターやニトリ、ユニクロなど多くのランドマークがあります。金沢の山側環状線を利用すれば金沢だけではなく白山市や野々市市、卯辰トンネル以北の津幡町やかほく市からもアクセス良好です。