金沢市の矯正専門医院、金沢けんろく矯正歯科【インビザラインもお任せ】

石川県金沢市の山側環状線からアクセス便利な矯正歯科専門医院

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治療事例「永久歯の生えるスペースをマウスピース矯正で確保した症例」9歳女児

インビザラインファースト、9歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、異所萌出、叢生、比較

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「かかりつけで八重歯になる可能性が高いと言われたお子さまをマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

「かかりつけで八重歯になる可能性がある」と言われたのを主訴に当院に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎に隙間を、下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。
上顎については、特に左側の第一大臼歯が近心位にあり、かつ下顎第一大臼歯との噛み合わせが大きくずれて鋏状咬合(はさみじょうこうごう)になっていました(黄色矢印)。また、大臼歯が近心位にあることから左上の第二小臼歯が生える隙間がなくなっていました(上顎の写真の黄色矢印)。
第一大臼歯が近心位にずれてしまった原因は、第二乳臼歯の早期脱落と考えられます。なぜ早期脱落したかというと基本的には2つの原因が挙げられます。一つは乳臼歯が虫歯になってしまい早期脱落した、もう一つは第一大臼歯の異所萌出です。異所萌出とは第一大臼歯が生えるときに、手前の第二乳臼歯に食い込むように生えてきて、そのまま無理やり下から突き上げて第二乳臼歯を落としてしまったり、食い込んだまま生えてこなくなることを指します。今回は後者の異所萌出が原因と推察されました。
このまま生え変わると、永久歯列期になった際に抜歯を伴う治療が必要になるかもしれません
そうならないように第一期治療では歯並びを広げ、かつ近心位にずれた第一大臼歯を元の場所に後方移動させ、永久歯が生えやすいようにスペースを確保して永久歯の萌出を誘導してあげることが第一目標になります。※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。
インビザラインファースト、9歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、叢生、治療前インビザラインファースト、9歳女児、非抜歯、マウスピース矯正、叢生、治療後

治療前後を見る

今回の治療事例のポイント

・ 前歯のでこぼこを認めたが、一期治療(こどもの歯並びの治療)を行うことで二期治療が不要になる、もしくは非常に簡易できる可能性が高めることができる(Afterの画像の通り、ほとんどの永久歯をうまく誘導していい位置に萌出させることができていますが、右上の第二小臼歯は少し内側から生えてきてしまっていますね、これは二期治療で治す範疇になります)。
・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 一期治療
  • 治療事例:9歳女児
  • 主訴:かかりつけで八重歯になると言われた
  • 使用した装置:マウスピース矯正(インビザラインファースト)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:11か月
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が多少再発する可能性がある。それに伴い簡易ではあるが二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年09月08日 17:58

☆祝☆開院2周年

金沢けんろく矯正歯科院長の眞舘です。
 

当院は8月24日で開院2周年を迎えました。
今年に入ってから特に患者さまがご友人やご家族を紹介していただき、そのご友人やご家族が当院に通院されることが多くなってきております。
みなさまのなりたい自分のご期待に添えるよう今後も日々研鑽を積んで、スタッフ一同みなさまが安心して通える医院を目指していきます。

今後もスタッフ一同、より一層努力してまいりますので、金沢けんろく矯正歯科をこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2023年08月25日 14:55

治療事例「下顎の前歯のでこぼこをマウスピース矯正で治した症例」9歳男児

一期、叢生、マウスピース矯正、9歳、非抜歯

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「下顎の前歯のでこぼこをお子さまのマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

「歯並びが気になる」を主訴に来院されました。

診断結果・治療内容

上顎に隙間を、下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。
上顎が空隙になってしまっているのは、本来残っているはずの両側の乳犬歯が抜けてしまっており、前歯4本が散り散りになってしまったことが原因です。下顎がでこぼこになっている原因は歯を並べる骨の大きさがやや小さく、歯の大きさも平均的な値よりわずかに大きく、相対的に不調和が大きくなっていたことが考えられました。
このまま生え変わると、永久歯列期になった際に抜歯を伴う治療が必要になるかもしれません
そうならないように第一期治療では歯並びを広げ、永久歯が生えやすいようにスペースを確保し、永久歯の萌出を誘導してあげることが第一目標になります。※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。
一期、叢生、マウスピース矯正、9歳、非抜歯、治療前一期、叢生、マウスピース矯正、9歳、非抜歯、治療後

治療前後を見る

今回の治療事例のポイント

・ 前歯のでこぼこを認めたが、一期治療(こどもの歯並びの治療)を行うことで二期治療が不要になる、もしくは非常に簡易できる可能性が高めることができる(Afterの画像の通り、永久歯をうまく誘導していい位置に萌出させることができています)。
・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 第一期治療
  • 治療事例:9歳男児
  • 主訴:歯並び
  • 使用した装置:マウスピース矯正(インビザラインファースト)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:1年4か月
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が多少再発する可能性がある。それに伴い簡易ではあるが二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。当院の一期治療は、二期治療ありきで治療を行うのではなく、一期治療でできるだけの治療を行い二期治療をできるだけ不要にする、または簡易に済ますことができる様にすることを考えて治療にあたっています。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年08月06日 20:54

治療事例「奥歯のズレとでこぼこを歯列の遠心移動を行い非抜歯で治療した事例」25歳女性

非抜歯遠心移動、叢生、ワイヤー矯正、25歳女性14か月

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「奥歯のズレとでこぼこを歯列の遠心移動を行い非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

「上下の前歯のガタガタ」を主訴に来院されました。

診断結果・治療内容

上下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。前歯だけではなく、奥歯にも噛み合わせのズレがありました。上顎の歯並びが手前にずれており、理想的な噛み合わせである「1歯対2歯」ではなく、1歯対1歯の噛み合わせでした。また、右側の一番奥の歯(第二大臼歯)は鋏状咬合であり、下顎の自然な動きを妨げている可能性がありました。
横顔の不調和は認めなかったので、でこぼこはあるものの「非抜歯」にて治療可能と判断しましたが、上顎の歯並びが手前にずれており噛み合わせがずれてしまっていたので、上顎歯列を全体的に後方移動(遠心移動)させる必要がありました。ただし、上顎に親知らずがあると後方移動の邪魔になり後方移動が思ったようにできないため、上顎の親知らずの抜歯が必要でした(非抜歯というのは中間の歯=小臼歯は抜歯しないということです)。
今回に限った話ではありませんが、矯正治療において治療目標を達成するには顎間ゴムという患者さまご自身で着脱する輪ゴムの使用が非常に重要です。

治療前後を動画で見る

非抜歯遠心移動、叢生、ワイヤー矯正、25歳女性14か月、治療前非抜歯遠心移動、叢生、ワイヤー矯正、25歳女性14か月、治療後

今回の治療事例のポイント

・ でこぼこもあり奥歯のずれも大きかったが、親知らずを抜いて上顎歯列を遠心移動することで非抜歯での治療が可能であった。
・ 右側第二大臼歯が鋏状咬合であった。
・ 顎間ゴムの協力が必須(20時間以上の使用)。
・ もともと素敵な笑顔でしたが、もっと素敵な笑顔になりました。

まとめ・現在の様子

  • 第二期治療・非抜歯・遠心移動
  • 治療事例:25歳女性
  • 主訴:上下の前歯のガタガタ
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約75万
  • 治療期間:1年2か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は最短でも2年です。保定は長ければ長いほど安定しますので長期的な保定が望ましいですね。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年06月29日 10:48

治療事例「斜めに生えてきた前歯をマウスピース矯正で治した症例」8歳女児

非抜歯、叢生、インビザラインファースト、8歳女児11か月。

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「前歯のでこぼこをお子さまのマウスピース矯正で治したケース」

目次

相談内容

「歯が傾いて生えてきたこと」を主訴に来院されました。。

診断結果・治療内容

上下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。原因は歯の大きさに対して、歯を並べる骨の大きさが小さいことが考えられました。このまま生え変わりを待っていると、永久歯列期になった際に抜歯を伴う治療が必要になるかもしれませんそうならないように第一期治療では歯並びを広げ、永久歯が生えやすいようにスペースを確保してあげることが第一目標になります。
※ただし、必ずしも永久歯列期で叢生なく生えそろうことを保証するものではありません。

治療前後を見る

非抜歯、叢生、インビザラインファースト、8歳女児11か月、治療前非抜歯、叢生、インビザラインファースト、8歳女児11か月、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 前歯のでこぼこを認めたが、一期治療(こどもの歯並びの治療)を行うことで二期治療が不要になる、もしくは非常に簡易できる可能性が高めることができる。
・ マウスピース矯正治療のため、患者さまご本人およびご家族のマウスピースの管理・ご協力が非常に重要。

まとめ・現在の様子

  • 第一期治療
  • 治療事例:8歳女児
  • 主訴:歯が傾いて生えてきた
  • 使用した装置:マウスピース矯正(インビザラインファースト)
  • 治療費:約50万
  • 治療期間:11か月
  • 注意すべきポイント:生え変わりによっては叢生が再発する可能性がある。それに伴い二期治療が必要になる可能性がある。

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間は「全ての乳歯が抜け、大人の歯に生え変わるまで」で、3~12か月に1回の定期観察が必要です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年06月25日 21:13

治療事例「前歯の隙間と出っ歯が気になる」18歳男性

非抜歯、上顎前突、空隙歯列

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

他院で4本抜歯と言われた前歯の隙間と出っ歯を非抜歯で表側のワイヤー矯正で治したケース」

目次

相談内容

上顎前歯の隙間と出っ歯を気にされて来院されました。他院では、上下左右4本抜歯をして治療を行うと言われていたそうですがなるべく抜きたくないというご希望がありました。

診断結果・治療内容

上顎はいわゆるすきっ歯の空隙歯列でした(上顎中央の2本の前歯(中切歯)同士の間の隙間を正中離開といいます)。現状の横顔には問題点がないことは考慮すべき大切なポイントです。他院では「4本抜歯しての治療が必要」と言われていたそうですが、当院では空いている隙間を利用して出っ歯を治せると判断したことから、非抜歯で治療を行うことになりました。ただし現状の噛み合わせが深く、すでに上顎の前歯と下顎の前歯がぶつかっていたので、「上顎の前歯を引っ込めるためには下の前歯をそれに先立ち引っ込める必要があります」。そのために、下の前歯にはやすりがけを行う必要があります。なお、マウスピース矯正(インビザライン )でも治りそうでしたが患者さまがワイヤー矯正を希望されましたので、表側のワイヤー矯正にて治療を行うことになりました。

治療前後を動画で見る

今回の治療事例のポイント
・ 他院では4本抜歯して治療を行うと言われていた。
・ 横顔には問題がない。
・ 現在の隙間を利用して出っ歯を治すことは可能だが、下顎の前歯も引っ込める必要があるので下の歯にはやすり掛けを行う必要がある。
・ 治療中、残念ながらむし歯ができてしまった。ワイヤー矯正は歯磨きが難しいので日々の歯磨きがとても重要です。
非抜歯、上顎前突、空隙歯列、治療前非抜歯、上顎前突、空隙歯列、治療後

まとめ・現在の様子

  • 第二期治療・非抜歯
  • 治療事例:18歳男性
  • 主訴:前歯の隙間と出っ歯が気になる。出来るだけ抜きたくない
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約70万
  • 治療期間:1年3か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間はおよそ2年ですが、すきっ歯は元に戻りやすいので、より長期の安定を求められる方はより長く使っていただいたほうがよいでしょう。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年06月07日 09:00

「口ゴボ」は矯正治療で治るの?

口ゴボと矯正治療
こんにちは、金沢けんろく矯正歯科 院長のまだちです。

さて、今回のテーマは「口ゴボ」について。ネットでは結構検索されているワードのようで、お悩みの方が多いとお見受けしましたのでこちらについてのお話をしようと思います(口ゴボは正式な医療用語ではなく、ネット用語?です)。

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

この記事を読むことで「口ゴボは矯正治療で治るのか」がわかります。ぜひお友達にも教えてあげてください(所要時間約3分)

口ゴボを治したい

口ゴボとは「お顔を横から見たときに口元が出ていること」を指します。
口元が出ているかどうかの基準にはEラインを用います(Eラインとは何か、の記事に飛びます)。
Eラインとは鼻先と顎先を結んだ線のことで、この線よりも上唇と下唇が前に大きく飛び出しているときに口ゴボになっているといえるでしょう。パッと見てEラインから見てどうかはわからないと思いますので、もっとわかりやすくいうと「口を閉じたときにおちょぼ口のような口元になり、顎先にシワがよる」状態であれば口ゴボになっていると判断してもいいかもしれません。もしくは、右手左手どちらでもいいので静かにしてほしいときにやる「シーっ」というジェスチャーをします。そのときに人差し指の先を鼻先に人差し指の付け根を顎先に当て、上下口唇が邪魔になる場合は口ゴボかもしれません(きれいなEラインでは上下口唇が少し触れる程度で全く邪魔になりません)。

矯正治療で口ゴボは治ります。

矯正治療では、口ゴボのことを上下顎前突と呼びます。上下顎前突はもちろんよくある不正咬合であり、矯正治療で治すことが可能です。
ただし、口ゴボを治すためには抜歯を伴う矯正治療が必要になるケースが多いです。また、上下顎前突は骨格が原因のものと歯が原因のものの2種類があり、前者であれば口ゴボの改善度合いは限定的となってしまい、治療前に比べれば改善はしますがいわゆる理想の横顔(Eライン)を獲得することはできないことがあります。歯が原因の場合は大きく改善を見込めますが、下顎の前歯の骨の厚みによってはやはり歯の移動量が限られてしまい、ご自身で思ったより改善度合いが低くなることがあります。

だからこそ矯正治療専門医院で

これらの判断を正しく行うためには、やはりカウンセリングでご自身のご要望をしっかりお伝えしていただいた上で検査を行い、その要望を達成可能かどうかを分析してみる必要があります。
矯正治療専門医院では、正しい矯正治療をご提案が可能です。正しい知識や経験があるからこそ、正しい治療が可能なのです。
そうでないと、「歯をかなり削ってとりあえずでこぼこだけは治したけど横顔が一切変わっていない、もしくは悪化した治療結果」「抜歯したけど全然奥歯が噛み合っていない治療結果」などの残念な仕上がりになることが多いです(実際、他院でそのような治療を受けてしまい当院で修正治療を行なっている患者さんが複数名いらっしゃいます)(出っ歯の治療について、の記事ではありますが上下顎前突の治療にも当てはまりますので左記リンクもぜひご一読ください)。

歯並び・かみ合わせに気になることがありましたら、日本矯正歯科学会認定医が常駐している金沢けんろく矯正歯科にぜひ一度ご相談にいらしてください。認定医は男性だけではなく、女性の認定医も常駐しています。
 
石川県でこども・中高生・成人の矯正歯科治療をお考えなら日本矯正歯科学会認定医による安心治療の金沢けんろく矯正歯科へ。舌側矯正やインビザラインのよるマウスピース型矯正も対応。女性認定医も在籍。山側環状線や金沢小松線からアクセス便利で金沢市だけではなく、かほく市・津幡市・野々市市・白山市・小松市からもアクセスのよい環境です。
2023年06月01日 21:50

治療事例「デコボコとかみ合わせのズレを非抜歯で治療した事例」12歳男子

非抜歯、成長を利用、表側ワイヤー矯正、12歳。

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「でこぼことかみ合わせのズレを、患者さまの成長を利用して当院で非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

「でこぼこの歯並び」を主訴に来院されました。できるだけ歯は抜きたくないという希望がありました。

診断結果・治療内容

上下顎に叢生(でこぼこ)を認めました。右上の2番目の歯(側切歯)が大きく内側に生えてしまっており、下の歯とのかみ合わせが逆でした。左上の中間をみると乳歯の下に永久歯が生えてきていましたが乳歯は抜けずに残っており、下に生えてきた永久歯も大きく捻じれていました。左右のかみ合わせも上の奥歯が手前に大きくずれており理想的なかみ合わせではありませんでした。以上のようにでこぼこと奥歯のずれがあり、完全に生えきってから抜歯をして治療をすることも選択肢としてありましたが、患者さまが成長するタイミングであったことからその成長を利用して、非抜歯で治療が可能と考え今のタイミングで表側のワイヤー矯正にて治療を行うことになりました。

治療前後を動画で見る

非抜歯、成長を利用、表側ワイヤー矯正、治療前非抜歯、成長を利用、表側ワイヤー矯正、治療後

今回の治療事例のポイント

・ 奥歯のずれがかなり大きかったが、成長のタイミングでもあったので非抜歯での治療が可能であった。
・ もともと横顔に問題はなかったので、積極的に非抜歯での治療を狙えた。
・ 顎間ゴムの協力が必須(20時間以上の使用)

まとめ・現在の様子

  • 第二期治療・非抜歯・遠心移動
  • 治療事例:12歳男子
  • 主訴:デコボコの歯並び
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約80万
  • 治療期間:1年3か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間はおよそ2年です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年05月10日 08:50

治療事例「下の前歯のデコボコが気になる」21歳女性

部分矯正(ワイヤー併用)

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

「前歯と奥歯のでこぼこをワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン)のコンビネーションにて非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

下顎の前歯のでこぼこを主訴に来院されました。マウスピース矯正での治療を希望されました。

診断結果・治療内容

上下顎の前歯に叢生(そうせい=でこぼこ のこと)を認めました。左右のかみ合わせに大きなズレはありませんでしたが、右上第二大臼歯のかみ合わせが上下逆になっていました(詳細は動画をご覧ください)。また、右上第二大臼歯(一番後ろの奥歯)の捻じれはマウスピース矯正の部分矯正では治しきれないことから、どうしても全体的な高額な治療が必要になってしまうのですが、なるべく費用をかけずに治すことができないかを考え、短期間ワイヤー矯正を行った後にマウスピース矯正へ移行するプランを立てました
※この方法で治療ができるのは特定の条件が揃った場合のみ

治療前後を動画で見る

今回の治療事例のポイント
・ ワイヤー矯正を短期間行ってから、マウスピース矯正の部分矯正へ移行した。
・ 右上第二大臼歯の捻じれを治すには、マウスピース矯正の部分矯正では難しい。ワイヤーを付けたくない場合はより高額な全体的なマウスピース矯正を行う必要があった。
・ 下顎の前歯にブラックトライアングルができないように、歯にやすり掛けを行う必要がある。

叢生、でこぼこ、非抜歯、治療前叢生、でこぼこ、非抜歯、治療後

まとめ・現在の様子

  • 部分矯正・非抜歯
  • 治療事例:21歳女性
  • 主訴:下の前歯のでこぼこ
  • 使用した装置:ワイヤー矯正+マウスピース矯正(インビザライン)
  • 治療費:約65万
  • 治療期間:1年1か月
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすり掛けを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。上はプレートタイプの保定装置、下は歯の裏側につけるワイヤー装置にて保定を行います。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年04月28日 16:09

治療事例「他院で4本抜歯と説明を受けたけど抜きたくない」12歳男子

出っ歯、抜かない、非抜歯、ラビアル、ワイヤー

こんにちは。
院長の眞舘です。
当院で実際に治療を受けられた患者さまの治療事例のご報告です。

他院で上下左右4本抜歯して治す必要があると説明を受けたけど抜かないでどうにかならないかと相談を受け、当院で非抜歯で治したケース」

目次

相談内容

出っ歯を主訴に来院されました。他院では、上下左右4本抜歯をして治療を行うと言われていたそうですがなるべく抜きたくないというご希望がありました。

診断結果・治療内容

上顎はいわゆる出っ歯とすきっ歯の空隙歯列でした(上顎中央の2本の前歯(中切歯)同士の間の隙間を正中離開といいます)。また、かみ合わせも大きくズレていました。この噛み合わせのズレを直すには、①抜歯をしてできた隙間を利用して上下の歯を動かして噛み合わせ整える、②上顎の歯並びを後方へ押し込む(遠心移動させる)のどちらかになります(詳細は動画をご覧ください)。どちらが実現可能かは検査結果をよく分析し、非抜歯(歯を抜かない)の②の方法で治せるのか、もしくは①のように止むを得ず抜歯が必要になるのか、を判断します。
今回の事例では他院で抜歯をする必要があると言われたようですが、当院では②の治療(非抜歯)でも患者様の治したい出っ歯は治せると判断しました。横顔の不調和(お口を閉じた時の顎先のしわ)に関しては、その原因が骨格的要因に大きく影響を受けていることから抜歯しても横顔の改善は弱いと予想されたため、抜歯による側貌の変化より非抜歯で治療完了することの方が患者様の満足度が高いと判断しました(ちなみに上顎の歯並びを後ろに押し込むので上顎の前歯が引っ込みますから横顔もある程度は改善します)。
ただしこの②の治療計画では顎間ゴムと呼ばれるご自身で着脱する輪ゴムをしっかり使用してもらう必要があり、患者様ご本人と管理をする親御様の協力が得られないと治せません。なお、マウスピース矯正(インビザライン )でも治りそうでしたが患者さまが食いしばりの癖があることもあり、表側のワイヤー矯正にて治療を行うことになりました。

治療前後を動画で見る

出っ歯、非抜歯、治療前、中学生出っ歯、非抜歯、治療前、中学生

今回の治療事例のポイント

・ 他院では4本抜歯して治療を行うと言われていた。
・ 側面セファログラムより横顔の問題は骨格的な要因の影響が大きいと判断した。
・ 歯を抜いて治しても横顔の変化量はそこまで大きくないと予想されたこと、患者さまが非抜歯での治療を希望されていたことから非抜歯での治療を選択した。
・ 顎間ゴムの協力が必須(20時間以上の使用)

まとめ・現在の様子

  • 第二期治療・非抜歯・遠心移動
  • 治療事例:12歳男子
  • 主訴:出っ歯、歯は抜きたくない
  • 使用した装置:表側のワイヤー矯正
  • 治療費:約80万
  • 治療期間:1年
  • 注意すべきポイント:歯茎が下がる可能性がある、歯にやすりがけを行う必要がある

きれいに並べた歯を維持するための「保定」が始まります。保定期間はおよそ2年ですが、すきっ歯は元に戻りやすいので、より長期の安定を求められる方はより長く使っていただいたほうがよいでしょう。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用 について

金沢けんろく矯正歯科について

当院は、日本で最も歴史のある日本矯正歯科学会の認定医である院長と、同じく認定医の副院長(女性)が治療を行います。従来の表側矯正だけではなく、舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース矯正も経験豊富です。小児矯正ではインビザラインによるマウスピース型矯正も多く手掛けております。山側環状線からアクセス便利ですから金沢市だけではなく、小松市・白山市・野々市市・津幡市・かほく市からも患者さまが通院してくださっています。何かお困りごとがございましたら是非当院に一度ご相談にいらしてください。

2023年04月25日 16:38

アクセス

お車 山側環状(金沢外環状道路)の信号「田上小学校口」から田上小学校方面へ曲がり、イエローハットを過ぎてすぐの十字路を右折。駐車台数14台(第二駐車場含む)
バス 金沢駅東口バスのりばから「13・14」医王山線もしくは「95」北陸大学線に乗り、「山環田上」バス停下車後、徒歩3分
医院名 金沢けんろく矯正歯科
住所 920-1156 石川県金沢市田上の里1丁目106番地1
電話番号 076-225-8711
診療時間 月火水金土 10:00〜13:00/14:30〜18:30
日曜 9:00〜12:00/13:00〜17:00
休診日  木曜・祝日
月に1〜2回日曜診療あり、翌日月曜は振替休診
診療内容 小児・中高生・成人の矯正治療
表側・舌側(裏側)・マウスピース型(インビザライン)など各種装置
アクセス 石川県金沢市もりの里・田上エリアにあり、山側環状線からアクセス便利。金沢大学角間キャンパスに近く、イオンもりの里ショッピングセンターやニトリ、ユニクロなど多くのランドマークがあります。金沢の山側環状線を利用すれば金沢だけではなく白山市や野々市市、卯辰トンネル以北の津幡町やかほく市からもアクセス良好です。